story2 賭け ページ3
【Aside】
「A姉。何カッコつけてんですかィ?」
げっ。弟の総悟に見られてたとは。
「たまにはいいでしょ。」
「そんな事よりA姉賭けやせんか?」
そんな事ってなんだよ。
「何を?」
率直な疑問をぶつけた。
しかし、こんなときに賭け事なんて、のんきなこ。
えっ!人の事言えないって?大丈夫、私は周りの状況を把握してるから。
「敵の大将どっちが速く殺れるかでさァ。負けた方は、買った方になんかおごるっていうのはどうですかィ?」
といって総悟は、走り出した。やるなんていってないのに。
「しょうがないな、賭けてやるよ。」
弟には負けられない。それから私たちは、暴れた。
「テメーらなにやってんだ!姉弟ケンカなら他でやれ。」
ケンカじゃなくて賭けなんで、ここでやらせてもらいまーす。ざまぁみろ土方め。
こうして、たどり着いた大将のもと。総悟はまだ来ていない。
「今のうちに殺っとこう。」
私は自慢の刀を血に染めた。
なんか今のかっこいい。
後から気配が。
「オイ。後ががらあきだ。女総長さん?」
あちゃー。みつかっちった。でも総悟が後に居ることにきずけないやつには負けない。
「雄豚さん?後、きずかなかったの?私たち真選組はそんなに甘くない。」
そして斬られた、豚。豚を斬ったのは総悟。
なんだか悔しい。
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作者名:きなこ | 作者ホームページ:https://twitter.com/Kinako_uranai
作成日時:2018年2月5日 13時