ぜってぇ！オレのもんにする！！(ﾆｶｯ)【佐野万次郎】

PLAYLIST17 ページ18

春休み明け

8時半頃いつものように
ケンちんが迎えに来て
眠い目をこすりながら学校まで向かった


皆オレを見ると道をあける

新しい教室に着くと皆から挨拶される

席は…まぁ1番後ろの窓際でいいや…


席につきぼーっとしていると眠気が襲ってきた
…ｳﾄｳﾄ

オレはまた給食まで寝ることにした…


…ザワザワ

ﾏｲｷｰ「…ん…？…なに？」

何やら教室が騒がしくてイラッとしながら起きると

ﾓﾌﾞ「きゃー！なんでうちの学校に！？」

ﾓﾌﾞ「やっべー！本物やっべー！」

ﾓﾌﾞ「可愛いー！サイン欲しい！」

など騒ぐクラスメイト達

先生「はーい！静かに！じゃー自己紹介お願いね！唄野さん！」

…！！！！

ぼーっとしてた頭が一気に覚めた

そこには会いたくて堪らなかった彼女の姿が

「皆さん初めまして私は唄野 ﾏｲｷｰ「A！？！！」…！佐野くん！？！！」

Aの自己紹介を遮るようにオレはAの名前を呼んだ

クラスメイト達がオレに集中する

先生「あ、えっとお知り合い？」

ｱﾅﾀ「あ、はい、ちょっとだけ…あ、すみません！私は、唄野Aです！ご存知の方もいると思いますがシンガーソングライターraraとして活動してます！こんなタイミングで引っ越してきましたがよろしくお願い致します」(ニッコリ)

盛大の拍手が教室に鳴り響いた
男達はAの笑顔に顔を赤くしていた

先生「皆さん唄野さんは芸能活動されています。無闇に写真やサインを強要したり分かってると思うけど盗撮なんてしないように！残りの1年楽しく思い出を作りましょう！」

センコーは話を終えると
Aの席を教えた
名前も知らねぇ男のとなりの席…
男は満面の笑みで照れていた…

…気に入らねぇ

ﾏｲｷｰ「なぁ…オレの隣でよくない？」(ﾆｯｺﾘ)

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