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大騒ぎ ページ49

だが何度電話をかけてもコール音が鳴るばかりで
一向に電話は繋がらない

繋がらない電話に焦りが募る

何か事件に...
いや、バルハラか...?

いや、でも...
学校に休みの連絡がいってるって事は
本人に休む意思があったってことで...
家にいないのは1人になれる場所にいるからか...?

思考が乱れ突拍子もないことを考える半面
残った部分が冷静に分析する

とにかく心当たりを探そうと
携帯で電話をかけながら街中を走り回った





ーーーーーーーーーーーー

愛美「Aー!もう学校終わったよ〜」

愛美の声で目を覚ましたAは
夕陽に染まる空を見てハッとする

A「うわっ...寝すぎた。嘘でしょ...」

時間を確認しようと携帯を開けば
おびただしい数の不在着信

A「うわっ!な、なに?」

愛美「うわぁ〜、不在着信56件って...見たことないんだけど」

三ツ谷君やパーちん、ペーやんはもちろん
マイキー君やドラケン君、エマちゃん、場地さんや千冬君からも電話がかかってきていた

その中でも三ツ谷君からの着信が1番多く
最初は5分おき、その後30分、1時間と間が開き
今は2時間に1回のペースで連絡がきていた

流石に異常事態である事は理解出来る

愛美「そういえば三ツ谷君、今日途中で早退したみたいよ」

A「えっ!?じゃあ...もしかして...」

愛美「家にいないことバレたんじゃない?」

なんだか大事件になってしまっている気がして
Aはサッと血の気が引く
そんな中また新たな着信が鳴り響く
誰か確認する間もなく反射的に出てしまい
相手は焦ったような声でまくし立てる

千冬『Aさん!今どこにいるんすか!?何があったんですか!!?』

A「千冬君、落ち着いて」

Aが事情を説明しようと
落ち着きを促している間にも
電話の向こうで千冬君が場地さんを呼ぶ声が聞こえた

その瞬間電話口から場地さんの怒鳴り声が...

場地『おい!A!!お前今どこだ!!今三ツ谷が血眼になって探してんぞ!!』

もうこれ以上取り乱しようがないほど
慌てているというのに
どんどんと追いつめられていくA

A「違うの!なんでもないの!!ごめんなさい!」

とりあえず三ツ谷君に電話をしなければ...と
千冬からの電話を切り三ツ谷へ電話をかける

ワンコール目で即電話が繋がり
息を切らした三ツ谷の声が聞こえる

三ツ谷『A!』

A「三ツ谷君!ごめんなさい!私...こんなつもりじゃ...」

貴女の選択は?→←三ツ谷side



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くらら(プロフ) - あさん» ご指摘ありがとうございます (2022年6月12日 13時) (レス) id: 10f98cb4da (このIDを非表示/違反報告)
- 三ツ矢ではなく三ツ谷です…。作品自体は面白いので少し勿体ないような気がしました🙇‍♀️💦 (2022年6月12日 12時) (レス) @page5 id: 645db5c9a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くらら | 作成日時:2022年5月30日 3時

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