検索窓
今日:23 hit、昨日:32 hit、合計:106,224 hit

三ツ谷宅 ページ35

三ツ谷「部活はもう終わったんだろ。ほら、帰るぞ」

A「うん」

いつも通り三ツ谷の家に寄り
マナとルナの面倒を見る
今日は三ツ谷の母も休みで
5人で食卓を囲む

和気あいあいと食事をする中
三ツ谷母の言葉にAはもちろん
三ツ谷の動きも止まった

三ツ谷母「こんな良い子が娘になってくれて嬉しいわぁ」

A「…え?」

三ツ谷「…は?」

三ツ谷母「恋人の家族とか鬱陶しいじゃない。特に隆には家の事やって貰ってるから遊びに行く時間も少ないし。でもAちゃん嫌な顔せずマナやルナの面倒見てくれてるし、私とも仲良くしてくれて嬉しいわ。Aちゃんのお家も大変だって言ってたけど、もうこのままウチの子になっちゃいなさいよ〜」

戸惑うAに三ツ谷母がギューッと
抱きついてきた

母のとんでもない発言に三ツ谷はむせ込む

三ツ谷母「そうだわ。そろそろAちゃんの布団も買わないとね」

A「え?いやいや」

三ツ谷「母さん、待ってくんねーか。話が…」

三ツ谷母「だってAちゃんお家に帰れない時があるんでしょ?最近よく外で明け方まで過ごして2人で帰ってくる事が多いじゃない」

確かに最近姉がよく家に男の人を連れ込むため
その度外で過ごさなければならなくなり
三ツ谷君に付き合ってもらっていたのだが
まさか気づかれていたとは…

A「すみません…三ツ谷君に迷惑かけちゃって」

三ツ谷母「良いのよ、そんなこと。むしろ知ってて女の子を1人でほっぽり出してたら許さないところよ。でもそういう時は遠慮しないで大人に頼っても良いのよ、ね!可愛い娘のためだもの」

三ツ谷「母さん、俺らまだそういうんじゃ…」

A「いえ、まだそんな関係じゃ…」

三ツ谷とAの言葉に
キョトンとした三ツ谷母は
途端に慌てた表情になる

三ツ谷母「えぇ!ウチの子に何か問題が?母から見ても悪くないと思うんだけど。魅力が足りなかった!?男として押しが足りないのかしら」

A「いえ、三ツ谷君は魅力的ですけど!?そうじゃないと言うか…」

マナ「お兄ちゃんカッコイイよ!」

ルナ「皆お兄ちゃんの事が好きだもん」

三ツ谷「全員辞めてくんねーかな。ほら、Aそろそろ集会行くぞ」

ぐったりした三ツ谷は特服に身をつつみ
バイクのヘルメットをAに投げてよこす

A「あ、はーい」

いたたまれない気持ちになっていたAも
急いで外出の準備をして2人で家を出た

集会→←手芸部2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
205人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

くらら(プロフ) - あさん» ご指摘ありがとうございます (2022年6月12日 13時) (レス) id: 10f98cb4da (このIDを非表示/違反報告)
- 三ツ矢ではなく三ツ谷です…。作品自体は面白いので少し勿体ないような気がしました🙇‍♀️💦 (2022年6月12日 12時) (レス) @page5 id: 645db5c9a0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:くらら | 作成日時:2022年5月30日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。