【名探偵コナン】続・降谷さん！いい加減にしてください！！【警察学校組】

番外：結局彼女も問題児７ ページ13

『...まぁ、その心意気は良しってとこですかね』
「え？う、うん」
「ていうか買うのは構わねぇって、お前も常備派なの？」
「えっ、松田そこツッコむの！？」
『？病気を除けばどちらかというと女子を守るものでしょ？ココには持ち込んでませんけど、私も一応ポーチに入れとく派ですよ？』
「(正論だけどリアクションしづらい)」
「...お前ってそういうとこあるよな結構」
『まぁでも、自分で用意しとかないような人とは付き合わないですけどね』
「...やばいAちゃんの心意気ツボすぎる」


つーか、答えちゃうのかよ！でも俺も常備派になろう...と思った瞬間、何かを察したらしいゴリ...降谷にガンを飛ばされてサッっと視線を逸らしたモブ男多数。


『で、ほら、買ってくるならもっと細かく指定してください』
「「(...もうツッコむの辞めとこ)」」
「え、いやほんとに、」
『お昼の時間減るだけなんで早く。サイズとか個数とか薄さとか、』
「(ぷつん、)」


再び走り出そうと腰を上げた降谷の制服の裾を何とか掴んだ伊達。今にも引きちぎれそうな制服。けれど彼はそれでもなお、行こうとする。なんか今、萩原の理性的なものが切れた音がしたような気がしてならない。


「...Aちゃんは、何ミリが好み？」
『え？』


する、と彼女の頬に手を添えてくっ、と顔を上げさせる。顔を近づけて、囁くように...


『...そういうのはどちらかというと、』
「お前らいい加減にしろよ！！？？」


スパァン！と音を立てて降谷が2人の頭を引っ叩く。反動で互いの額がそれなりのゴッ！！という音を立ててぶつかった。ちなみに制服は無事だった。


「ってぇぇぇええ...ちょっ、降谷なにAちゃんまで、」
「とりあえず自分が悪いって自覚はあるんだな」
『...どちらかというと、男性の好みに合わせますよって言おうとしただけなのに、』
「だからそういう事も言うなって意味だよ！！」


とりあえず飯にしようそうしようと歩き出す松田と諸伏。もちろん降谷に説教されてる2人の分も貰ってきてやるつもりである。

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