番外:FBIといっしょ1 ページ30
◆大体赤井視点。組織壊滅後の唐突な公安×捜査一課×FBIの合同捜査中。景光生きてるので降谷赤井の仲は普通です。
とある事件の合同捜査本部が、日本の警視庁で組まれる事になり渡日したのが昨日。
前日ギリギリまでアメリカで別件の事件処理をしていたからか、時差ボケも酷く。
「うわっ、赤井何ですかその人殺しみたいな顔。酷すぎ。仮眠室貸してあげますから少し寝てきてください。部下も怖がってるんで」
とか、人を気遣ってるのか馬鹿にしてるのか分からないが、降谷くんの許可を貰って休ませて貰っている。
組織壊滅後、降谷くんを通して日本警察と協力体制を組むのも比較的楽になったから有難い。
バーボン時代の有能ぶりから予想はしていたが、彼は顔も広く、立場も上の方で、部下からの信頼も厚そうだった。
...俺からすれば、"降谷零"という人間の主な印象は、口が悪い、すぐ手が出る、プライドが高い(レーニア山くらいはありそうだ)だったから、ココでの彼の慕われ方を見て、少し面食らったのが正直なところである。
寝付くことは出来なかったが、目を閉じているだけでも大分休まったかな、と時間を確認しようと上半身を起こしたところで、鍵をかけたはずの仮眠室のドアがカチャリと音を立てた。
「...ん?」
『!?あ、あれ、零く...じゃなかった、すいません、間違えました!!』
きょとんとした後、綺麗な90度の最敬礼をした女性は、顔を上げたあとじ、とこちらを不思議そうに見てきた。
まぁ、見た事ない奴が仮眠室を使用しているのだから無理は無いか。スーツを着ている訳でもない俺は、ココでは浮くだろう。
それにしても、確かに掛けたはずの鍵とーー彼女の右手に握られた黒ピン。あぁ、成程。
『あっ!もしかして貴方が!』
「...もしかして君が、」
『FBIの赤井捜査官ですか?』
「公安の財布のAくんか?」
綺麗に重なった声。だかしかし、次の瞬間彼女の綺麗な顔が歪められる。
『...いえ、間違ってはないんですがそうですか...それ、言ったの降谷捜査官ですよね?』
「...まぁ、そうだな」
スマン降谷くん、余計な事を言ったかもしれない。
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MEGUMI(プロフ) - 応援してます!! (2019年11月8日 17時) (レス) id: 3874b072b8 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - MEGUMIさん» コメントありがとうございます!!自分のテンション上げて書いていきます!← また良かったらお付き合いください〜! (2019年11月8日 15時) (レス) id: 5a59395d41 (このIDを非表示/違反報告)
MEGUMI(プロフ) - 全て読みました!めっちゃ面白い!!!早く続きが読みたいなぁ…(笑) (2019年11月7日 15時) (レス) id: 3874b072b8 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - sachocoさん» コメントありがとうございます!!勢いだけで詰めが甘くてすいませんと思ってたのでコメントに凄く励まされました(´TωT`)今後もポツポツ更新頑張ります!宜しければお付き合い下さいませ! (2019年11月4日 18時) (レス) id: 5a59395d41 (このIDを非表示/違反報告)
sachoco(プロフ) - はじめまして!めちゃくちゃ面白くて、一気に読んでしまいました(^o^)今後の展開もとても楽しみにしています!素敵な作品をありがとうございます。 (2019年11月4日 1時) (レス) id: 6ffe0b9ea7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユナ | 作成日時:2019年11月1日 3時