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その後、夏油と2人仲良く高専まで帰ってきて私の部屋の前まで送ってもらった。







『今日はほんとにありがとう。久しぶりに楽しい1日だったよ』



「ふふ、よかった。Aと一緒に流れ星を見れて嬉しかったよ」





『ほんとに私なんかでよかったの?』







いくら夏油でも気になる女の子くらいデートに誘いたくなるってもんでしょ。



なんで私だったんだろうか。









「何言ってんの、Aだから良かったんだよ」







あれ、なんか間違ったこと言ったかな?


なんて手を顎に当てて考え始める夏油にクスッと笑ってしまった。









『ううん、嬉しい。すごく』





「っ、ほら今日は疲れたでしょ。もう寝なさい」



『夏油ってなんかお母さんみたい』



「褒め言葉として受け取っておくよ」








褒めてる褒めてる、とふざけながら彼をいじくる。




夏油は真面目だから、こういういじりに弱いことを私は知っている。つまりいじられ弱いのだ。


たまに笑顔で怒るけど…、








『ほっぺ赤くなっちゃって、可愛いとこもあるじゃ〜ん』




「……Aが悪いんだからね?」






『えっ?』









真っ直ぐ私を見ていた夏油の視線が一瞬逸れて、






額に柔らかい感触。



小さなリップ音が私の耳を犯す。









「お仕置き。じゃ、おやすみ」





『…っ、お、おやすみ』








ニコッと笑った夏油はスタスタと自分の部屋に向かって暗い廊下の闇に消えた。






夏油の唇が触れた額がいつまでも熱くて、その日はなかなか寝付けなかった。








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皐摩(プロフ) - 胸がギュンギュンしました… (2022年2月15日 19時) (レス) @page50 id: c69f5fedc2 (このIDを非表示/違反報告)
もっち - めっちゃ面白いです。 (2022年1月15日 15時) (レス) @page47 id: ea5533ef50 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶 恵 - 目頭が熱盛(?) (2021年10月12日 20時) (レス) @page13 id: f5505c766c (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - 莉亜さん» ご声援ありがとうございます!夏油ルート検討してみようと思います!! (2021年9月29日 2時) (レス) @page41 id: a0125a0dc0 (このIDを非表示/違反報告)
- えっ好き() (2021年9月23日 22時) (レス) @page38 id: 160a7ef55b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ロゼ | 作成日時:2021年2月20日 21時

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