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家の鍵を閉めて、銀さんの部屋のある一つ上の階へと階段を登る。
〔坂田〕
ここかー。
インターホンに手を伸ばしボタンを押すと、ピーンポーンと軽やかな音が鳴る。
...なんか変な感じ。
ああ、そっか。
銀さんの家に来るの、初めてだ。
いつも来てもらう側だから、自分が出向くことに僅かな違和感を覚えたのだと理解する。
目の前にある扉が開いた。
銀「どーぞ」
貴「あ、お邪魔しますー」
中に入ると、物はちゃんと片付けられていて、まさに"男の人の部屋"といった感じだった。
銀さんの部屋をそんなふうに観察(?)していると さて、問題でーす とやる気の無さげな声色で言葉を発した。
銀「何故朝早くからうちに呼んだんでしょーか」
貴「いや、それ私の聞きたいことなんですけど!?」
私のツッコミなど耳に入っていないのか
テンション高め(?)で ヒントー と切り出した。
銀「毎日するけどお前はどうせしてないだろ。ってこと」
はあ...
毎日する..私がしてない...
貴「___朝ごはん?」
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銀色(プロフ) - とても面白かったです! なので凄く続きが気になります。 大変だと思ういますが更新待ってます! (2018年4月3日 21時) (レス) id: 54384483c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みや | 作成日時:2017年4月23日 11時