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206.新人 ページ1

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「こいつアウトォォオオ!!!」





門番のけたたましい声が
教団内に響き渡った




科学班のみんなもぎょっとする



リーバー「城内のエクソシストは、、、、」



リ「神田がもう着いたわ」





慌てふためくモニター前
モニター越しには神田が映し出されていた




『いや!ですから!!!!
敵じゃありませんてっ!!』




ジョニー「でも、門番が、、、」




『アレンくんは確かにちょっと呪われてますけど
クロス元帥が育てたれっきとした適合者ですよ!!』





私が必死に説明している間にも
神田とアレンくんが戦っているのが
モニターに映る





アレンくんが入団当初から神田と
仲が悪かったのはこのせいだったのか、、、




そりゃ〜お互い良い印象は持ってないよね、、、





てか、神田転生前より強いんだから
早く止めてあげないとアレンくんやばいんじゃないの?!




説得してる場合じゃない!!!



仕方なく、無理やり
リーバー班長が耳につけていた通信機を取った




リーバー「おい!Aっ!!」




『神田ストーーーーーーーーップ!!!!!!!』





思いっきり叫んだら
その場にいたみんなが耳を抑えて震えていたけど
見なかったことにしよう




神「、、、、Aか」





『落ち着けバカ』




神田にすっごい睨まれた



だってホントに単細胞
血の気多すぎ





『アレン・ウォーカーくん
クロス元帥の弟子って
教団に文か何か送ってないの?』




普通弟子なら
元帥が一緒に来るか
文ぐらいよこしてそうなんだけど





ア「師匠から紹介状が送られているはずです
コムイって人宛てに」





アレンくんの言葉に
その場にいたみんなが一斉にコムイ室長を見た





そして、散らかりまくった室長の机を調べると
確かにコムイ室長宛てにクロス元帥から招待状が来ていた




リーバー「たまには机
整理してくださいよ!!」



悪びれもなくコーヒーをおかわりに行ったコムイ室長に
みんなげっそりとした顔をする




私は奪い取っていた無線機をリーバー班長に返す





『すみません
勝手に取ったりして』




リーバー「Aが止めなかったら
新人がケガしてたかもしれん

ありがとうな」





とりあえずケガもなくすんでよかった




でもモニター越しの神田は
納得いかないようで



まだ夢幻を構えている





はぁ、、、




神田らしいけど、、、
短気だよなぁ、、、、








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作者名:ゆーな | 作成日時:2020年2月20日 15時

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