＊ ページ5
Aside
私は……皆は声を出した人物の方に目を向ける。
その先には、宇佐美さんがいて
あぁ、やっぱりこの子だったんだ、と思った。
宇佐美「何でそんな嘘着くの？皆を助けるため？
その為に自分が犠牲になろうって？｣
そこまで言った宇佐美さんは腹を抱えて笑い、笑わせんなよ、と独り言のように言った。
そして教卓に手を着いて先生に向かって言った。
宇佐美「私がやり逃げXでーす。パスワードはkaho11815｣
それを聞いた先生は片手でパスワードを打ち込んでいく。
おぉう………器用だな
そして先生は宝物を見つけた子供のような顔を私たちに向ける。
柊「ピンポーン！アクセス成功だ。
よかったなぁ、今日君達の中から死人はでない｣
教室に場違いな乾いた拍手の音が響く。
だが拍手するのは先生だけであり、皆の間には重たい空気が漂いはじめてきた。
諏訪「やっぱりアンタだったんだ｣
宇佐美「あーあ！あんたが出しゃばった真似しなけりゃ皆に死ぬまで気付かれなかったのに！｣
それに茅野さんはどうして、と問い掛けた。
宇佐美「どうして？アンタのせいでしょ！？
澪奈の友達は私だけだった。なのにアンタがっ！！
澪奈はアンタを選んだ、その瞬間私の中で何かが崩れた。
よりによって何で奴 隷呼ばわりされてるあんたなの！？
完全に私に対するあてつけじゃん！！
プライドをズタズタにされて言い様のない怒りが沸いて………
許せなかった………
だからあいつの後を付け回して、あいつの物を壊して、あいつを追いつめた」
宇佐美さんは依存しててたんだ。
景山さんの優しさに、全国一位という実力に
宇佐美「もう自分でも抑えきれなかった｣
柊「それであのフェイク映像を取ったのか｣
その問い掛けに違う！と声を荒げた。
曰く、その動画が入っていたDVDが鞄の中に入っていた
曰く、それを利用して景山さんを陥るために投稿した……と
確かにあの動画の手は男性の手だったなぁ、と思い返した。
茅野「何でそんなことしたの……澪奈は貴方のこと｣
宇佐美「うっさい！アンタは黙ってて！！｣
その言葉は茅野さんに火を付けたようだ。
茅野さんは声を張り上げる。
茅野「文句があれば私に言えばよかったじゃん！私に近づくなって言えばよかったじゃん！！｣
宇佐美「言ったら離れてくれた！？｣
茅野「離れたよ！｣
宇佐美「嘘着くな！！｣
茅野「嘘じゃない！
離れたよ！？
澪奈が生きててくれるなら
離れたよ……｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 444人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪椿 - 桜花さん» こちらこそコメント有難うございます！更新頑張りますので、之からも楽しみに待っていただけると嬉しいです。 (2021年3月5日 21時) (
レス) id: c09b58169c (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 更新ありがとうございます！ヽ(*´＾｀)ﾉ更新楽しみにしています (2021年3月5日 17時) (レス) id: 387b35d945 (このIDを非表示/違反報告)
くーと。 - う、うれじいでずぅぅぅう！( :д:) (2021年3月2日 23時) (レス) id: 717497968a (このIDを非表示/違反報告)
雪椿 - くーと。さん» 待たせてしまって申し訳ありません……。テスト週間でした……（´・ω・｀）これから更新できる日が増えると思いますのでよろしくお願いします！ (2021年2月27日 22時) (レス) id: c09b58169c (このIDを非表示/違反報告)
くーと。 - やっときたぁぁぁあ！！ (2021年2月27日 16時) (レス) id: 717497968a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
