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Aside
それに続けて魚住さんも言う。
魚住｢茅野ちゃんはアンタ達よりよっぽどこの状況を何とかしようと頑張ってるよ！｣
諏訪さんは少し呆気に取られる。
そして魚住さん達は改めて茅野さんに向き直った。
魚住｢御免！
二人のこと、はぶるような真似して………｣
河合｢御免！｣
そして今度は宇佐美さんの方を見る。
河合｢アンタが自分のしたことを反省した上で澪奈の無念を晴らそうとしてるなら…………
華｣
河合さんが魚住さんを呼び、二人が並んで笑う。
魚住｢私達も協力するよ！｣
宇佐美｢未来…………華…………！｣
宇佐美さんが驚いて、二人の名前を呼んだ。
………よかったじゃない、仲直りできて
私の口の端が勝手に上がるのがわかった。
茅野｢じゃあ早速なんだけど、皆に相談したいことがあるから！｣
茅野さんはそう言って宇佐美さん達を引き連れて廊下にでた。
……良かったね、景山さん。
貴方のために、こんなにも必死になってる人がたくさんいるよ。
景山『お昼、一緒に食べていいかな………？』
私は昼はほとんど屋上で過ごしていた。
それを何処で知ったのかは分からない。
景山さんが、お弁当箱をもってこちらを見ていたのだ。
私は口の中にあった卵焼きを飲み込み、横においてあった保冷バックを膝にのせた。
それを肯定ととった景山さんは『有難う！』といって私の隣に座った。
景山さんが弁当を食べはじめ、少しの沈黙。
その後、不思議そうに私に問い掛けた。
景山『屋上って、普段は鍵がかかってるよね？
何で開いてるの？』
私はブロッコリーを飲み込み、ポケットの中を探って、鍵を取り出した。
屋上の鍵だ
景山『え、鍵？』
『…………部活の』
私は鍵をしまいながら答える。
『部活の、作品で
屋上からの景色を描きたいから、鍵を貸してくれって言ったの。
それで、そのまま』
景山さんは少しキョトンとした顔をしてから、笑って『そうなんだ』と言った。
それから黙って、モクモクと弁当を食べた。
二人とも弁当を食べ終わって、立ち上がったとき、景山さんが言った。
景山『明日も、此処に来ていい？』
『うん、待ってる』
これは、景山さんが亡くなる1週間ほど前の話だ。
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雪椿 - 桜花さん» こちらこそコメント有難うございます！更新頑張りますので、之からも楽しみに待っていただけると嬉しいです。 (2021年3月5日 21時) (
レス) id: c09b58169c (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 更新ありがとうございます！ヽ(*´＾｀)ﾉ更新楽しみにしています (2021年3月5日 17時) (レス) id: 387b35d945 (このIDを非表示/違反報告)
くーと。 - う、うれじいでずぅぅぅう！( :д:) (2021年3月2日 23時) (レス) id: 717497968a (このIDを非表示/違反報告)
雪椿 - くーと。さん» 待たせてしまって申し訳ありません……。テスト週間でした……（´・ω・｀）これから更新できる日が増えると思いますのでよろしくお願いします！ (2021年2月27日 22時) (レス) id: c09b58169c (このIDを非表示/違反報告)
くーと。 - やっときたぁぁぁあ！！ (2021年2月27日 16時) (レス) id: 717497968a (このIDを非表示/違反報告)
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