【文スト】自傷癖少女は取柄のない異能力者【太宰治】

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今朝、部屋でニュースを見ていると、一晩にして建物ごと消えたというニュースが流れた

これが、組合が言っていたメッセージ

私は今日は非番だが、探偵社の皆はこれを見てどうするのだろう


A『逆らうものはすべて消す…』

まるで、ポートマフィアみたいだ

A『ポートマフィアは一つだけでいいんですがねぇ』

異能特務科は何をしているのか…

この後も特にすることはないし、出かけるか
＿＿＿＿＿
＿＿＿
＿

さて、外に出たはいいけど、どこ行こう

私見た目は一般だから、異能力者と言わないと分からない


暫く適当に歩いていると、やがて綺麗な海の浜辺に来ていた

何故ここに来たのかは分からない

でも、ここに、来た覚えがある…？


？「此処の海、とても美しいですよね」

A『え？あ、はい、そうですね』


気づくと隣に女の人がいた。

桜色のショートに、同じく桜色の目。


桜優花「自己紹介がまだでしたね、私は桜優花、三島桜優花です」

A『おうか…？珍しい名前ですね、漢字はどう書くんですか？』

桜優花「桜に優しい花と書いて、桜優花です」

A『それはまた凄い……貴方、もしかして異能力者ですか？』

桜優花「ふふっ、もう分かったんですね。そう、私の異能力は【花ざかりの森】、追想の異能力です。相手の過去の記憶を思い起こさせ、精神的に追い詰める」


過去の記憶を思い起こさせて精神的に追い詰める…か、これまた危険な異能力だなぁ

拷／問に向いている。


桜優花「物騒でしょう？でも、相手が記憶喪失だった場合、意味ないんですよ」

A『どの異能にも、欠点はあるものです』

桜優花「そうね、完璧なんてないもの」


此の人は何のためにここへ？なぜ私に声をかけたのだろう

色々な疑問が生まれる

職業は？年齢は？


桜優花「貴方の名前を聞いてよろしくて？」

A『私は、夜咲Aです』

桜優花「Aさん…いい名前ですわね！気に入りました！」

A『ど、どうも』


なんかナオミちゃんと似たようなテンションの人だなぁ

そんな時、後ろから声が聞こえた


太宰「A〜！」

A『太宰さん！？』


またサボり…？

でも衣類は濡れてないしどうしたんだろう


太宰「非番の時に悪いんだが、今すぐ探偵社に来てくれないかい？」

A『え・・・？』

桜優花「Aさん、お仲間がお呼びなのでしょう？ならすぐ行くべきです」

A『…はい、分かりました』

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