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あれから談笑をして、私たちは屋上を出た。
『久しぶりに学校でいっぱい話せたね!』
「そうだな!…そういえば、木下って奴のこと大丈夫なのか?」
『木下くんかぁ、どうだろうね?でも、もしあのままされてたら』
「あんな奴にAを盗られるとかありえねぇ…」
やっぱり、木下くんの存在にイザナくんは少し焦っているようだった。
でも、私が離れることなんてないから…
「今日もうろついてたよ、アイツ」
『_____え』
何でなのかな、でも私にも原因がある。
一回付き合ってしまった事で両思いだと思われ、そして今も________
嫌だ、これ以上想像したくない。
「とにかく、休み時間でも一人にならない方がいいかもな。俺じゃなくても友達がいるだろ」
『うん…伊織ちゃんにも事情を話したし。心配ありがとね!』
「あぁ。いつ、また木下にされるか分かんねぇし」
___________
その日は無事に何事もなく終えられた。
『イザナくん、一緒に帰らない?』
「いーよ。昨日ホットケーキ食べそびれたし、喫茶店でも行こうぜ」
『やったぁ!』
久しぶりに楽しめそうだ。
__________
「ホットケーキと紅茶でございます」
清潔な机の上にホットケーキと紅茶が置かれる。
「ここの店前来たんだけどな。美味しいだろ?」
『うん、美味しい!久しぶりに元気出る』
「良かった」
イザナくんは微笑む。
小さなホットケーキを二人でちょっとずつ食べるのが楽しい。
“この時間がずっと続けばいいのに_____”
紅茶のレモンの香りで、昨日の出来事を忘れようとしていた。
その時。
「________雨宮?」
聞き慣れた声が聞こえた気がしたのだ。
もしかして、その声の主は_______
一応周りを見回したけど、木下くんの訳が無いよね。きっと“気の所為だ”
この後、私の身に降りかかる出来事をまだ知らなかった。
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ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マンさん» ありがとうございます!楽しみにして下さるなんて嬉しいです(*‘ω‘ *)他のお話も時間があるときに更新していこうと思ってますので、是非よろしくお願いします!続編も近々上げる予定ですので、これからも頑張って続けます…! (2022年9月3日 22時) (レス) id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
昼夜逆転マン - すいません。見るの遅くなりました!凄く良かったです!ずっと続きを楽しみにしていたので見れてうれしいです!本当に大好きです!ほかのお話も見させていただきます!これからも頑張ってください! (2022年9月3日 14時) (レス) @page48 id: b028cbeeeb (このIDを非表示/違反報告)
ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マン3さん» コメントありがとうございます!好きーーーーーーのお言葉嬉しいです(*ノωノ)あともう少しで続編作りますのでお楽しみに!頑張ります…! (2022年8月27日 11時) (レス) @page46 id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
昼夜逆転マン3 - ちょっと、急ぎの用事があって時間がないので、感想を短くまとめます。 すきーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!! これからも頑張ってください! (2022年8月26日 23時) (レス) @page46 id: c03225e7d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マン3さん» コメントありがとうございます!確かに依存してますね…。実はもうオチは決めているのですが、パート3を作らなければ完結できそうにありません(^-^;更新頑張ります! (2022年8月21日 14時) (レス) @page44 id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆあめ | 作成日時:2022年4月27日 21時