検索窓
今日:44 hit、昨日:74 hit、合計:66,312 hit

ページ16

あれから談笑をして、私たちは屋上を出た。




『久しぶりに学校でいっぱい話せたね!』




「そうだな!…そういえば、木下って奴のこと大丈夫なのか?」




『木下くんかぁ、どうだろうね?でも、もしあのままされてたら』




「あんな奴にAを盗られるとかありえねぇ…」




やっぱり、木下くんの存在にイザナくんは少し焦っているようだった。




でも、私が離れることなんてないから…




「今日もうろついてたよ、アイツ」




『_____え』




何でなのかな、でも私にも原因がある。




一回付き合ってしまった事で両思いだと思われ、そして今も________




嫌だ、これ以上想像したくない。




「とにかく、休み時間でも一人にならない方がいいかもな。俺じゃなくても友達がいるだろ」




『うん…伊織ちゃんにも事情を話したし。心配ありがとね!』




「あぁ。いつ、また木下にされるか分かんねぇし」






___________




その日は無事に何事もなく終えられた。




『イザナくん、一緒に帰らない?』




「いーよ。昨日ホットケーキ食べそびれたし、喫茶店でも行こうぜ」




『やったぁ!』




久しぶりに楽しめそうだ。





__________


「ホットケーキと紅茶でございます」




清潔な机の上にホットケーキと紅茶が置かれる。




「ここの店前来たんだけどな。美味しいだろ?」




『うん、美味しい!久しぶりに元気出る』




「良かった」




イザナくんは微笑む。




小さなホットケーキを二人でちょっとずつ食べるのが楽しい。




“この時間がずっと続けばいいのに_____”




紅茶のレモンの香りで、昨日の出来事を忘れようとしていた。




その時。











「________雨宮?」











聞き慣れた声が聞こえた気がしたのだ。




もしかして、その声の主は_______




一応周りを見回したけど、木下くんの訳が無いよね。きっと“気の所為だ”




この後、私の身に降りかかる出来事をまだ知らなかった。

もう一度・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (122 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
511人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マンさん» ありがとうございます!楽しみにして下さるなんて嬉しいです(*‘ω‘ *)他のお話も時間があるときに更新していこうと思ってますので、是非よろしくお願いします!続編も近々上げる予定ですので、これからも頑張って続けます…! (2022年9月3日 22時) (レス) id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
昼夜逆転マン - すいません。見るの遅くなりました!凄く良かったです!ずっと続きを楽しみにしていたので見れてうれしいです!本当に大好きです!ほかのお話も見させていただきます!これからも頑張ってください! (2022年9月3日 14時) (レス) @page48 id: b028cbeeeb (このIDを非表示/違反報告)
ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マン3さん» コメントありがとうございます!好きーーーーーーのお言葉嬉しいです(*ノωノ)あともう少しで続編作りますのでお楽しみに!頑張ります…! (2022年8月27日 11時) (レス) @page46 id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
昼夜逆転マン3 - ちょっと、急ぎの用事があって時間がないので、感想を短くまとめます。 すきーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!! これからも頑張ってください! (2022年8月26日 23時) (レス) @page46 id: c03225e7d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マン3さん» コメントありがとうございます!確かに依存してますね…。実はもうオチは決めているのですが、パート3を作らなければ完結できそうにありません(^-^;更新頑張ります! (2022年8月21日 14時) (レス) @page44 id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆあめ | 作成日時:2022年4月27日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。