【H×H】面白そうだから 2

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その後、ボクも呼ばれたので、案内板に従って第1応接室まで行く。
案内板がなかったら絶対に迷ってたけど、まぁ大丈夫。

「失礼します。」

一声掛けてから中に入る。
中は一段上がる様な造りになっていて、畳に座布団が懐かしい。
今度、ジャポンに行ってみようかな…？
現代日本そっくりなのか、それとも違うのかが気になるし。

「ボーっとしとらんで、座りなされ。」

はっ！？

「すみません……」

畳に座布団だし、正座した方がいいかな…。
そう思って正座したはいいけど、すぐ足が痛くなったのでやめた。

「こういう1対1の面談は緊張します…。」

「ほっほっほ、ちょいと参考程度に質問するだけじゃよ。
まず、なぜハンターになりたいのかな？」

「……えっと、そうですね。」

どうしよう、本当の事を話すべきかな…？
いやそもそもこの人に嘘を吐いたってすぐばれるし、いいか。

「最初は仕事…情報収集に便利だから資格が欲しかったのと、面白そうだったので受験しました。
ですが試験の中で大きな心情の変化がありまして、今は単純に未知のものを知りたいという好奇心からハンターになりたいと思っています。」

出来れば裏社会からも足を洗いたいなぁ。
……いや、色々と考えると完全に足を洗うのは無しか？
後は、いろんな所を旅してみたい。
写真を撮ったり絵を描いたりして……っと、考え事は後だ。

「ふむ、なるほど。
では、お主以外の9人の中で1番注目しているのは？」

「それは………………405番、ですかね。
試験中の命の危機に助けられた事があるので…。」

1人に絞るの大変だった……。
でも注目という意味ではやっぱりゴンかなと思った。

「なるほど。では、最後の質問じゃ。
9人の中で今、1番戦いたくないのは？」

うっ……。

「……99番、403番、404番、405番です。
全員、大切な友人なので。」

この中の誰かと戦うくらいだったら不合格を選ぶ。
……わりと本気でそう思ってるから、戦う機会がない事を願うよ。

「うむ、ご苦労じゃった。
下がっていいぞよ。」

「あ、はい。失礼しました。」

もの凄く緊張した……。
敬語、変になってなかったらいいなぁ…。

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