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バッシャァン
大きな音を立てて、バケツがひっくり返る。
バケツの中には、汚れた水が入っていた。
「何事ですか？」
大きな音に気がついて、西鉄が駆け寄ってきた。
はぁぁぁー
面倒臭い。
何事かと聞かれても、見てのとうりだ。
どうしてこうなったかなんて聞かれても、赤井さんがなんのためらいもなくドアを開けたことが原因だ。
私は一応女だ。
女の人のいる部屋に入るときは、ノックをするという事を、習わなかったのか？
つくづく、いいところのお坊ちゃんだよなぁ。
そう改めて確信した。
そんなのんきなことを考えている場合ではない。
せっかく掃除をしてきれいになちばっかりなのに、赤井さんのせいで、また汚くなってしまった。
どうしてくれるのだろうか?
手伝ってくれるのだろうか……それはありえないなぁ
一人で納得していると……
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作者名：妖狼 | 作成日時：2021年7月26日 17時
