密室脱出ゲーム【おそ松さん】

ぬ ページ6

おそ松side





目が覚めると変な個室に元カノと2人で居て、一ヶ月以内に密室から脱出しなければ死ぬと言うわけのわからない状況に陥っていた。


密室は１つだけではないみたいで、脱出条件を満たしてもまた別の密室に閉じ込められる


……最初は誰かの嫌がらせかと俺もAも思っていたが


これは次々に起こる非現実的なことでこれは現実だと確信した


だから脱出しないと本当に死ぬ、ゲームを破棄すると本当に死んでしまうかもしれない


……そして俺はさっき


密室を脱出する為に


Aの手を握ったり、Aの耳を舐めた


…いくら脱出する為だとは言え、心が痛くなった


なんたって元カノだ。俺が振って、俺が傷つけた女の子の体に触れ、彼氏みたいなことをしたのだから


もう俺達は恋人じゃないのに。


それでも俺はどうしても本能が勝ってしまった


……だって…


A「おそ松」


おそ松「えっ！？あ、あぁ…何？」


色々なことを考えているうちに、次の部屋に入っていた


A「……ぼーっとしてないでさ


見てよあれ」


Aが指差した方向を見てみると


おそ松「お、俺のケータイとAのケータイ…」


テーブルの上に、ケータイが二台置いてあった


Aはコクっと頷き、テーブルの上に置いてある自分のケータイを手に取った


A「………圏外だね。


でもこれで時間とか日付とかわかるようになったからまぁないよりは全然いいとして


今は夜の7時、私達が来てそんなに時間経ってないからまだ1日も経ってないと


つまり来月の18日までに脱出すればいいってことだよね。」


………来月の18日までに…ここから逃げ出さないといけないのか


何部屋あるかもわからない密室


普通に寝てたり休暇を取っていたりしたらもしかしたら間に合わなくなるかもしれない


…難しいな


______

1日目:夜 白の密室3→←死

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