In my dreams

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side.Clint






扉の向こうの空間は、無造作にコンクリート造りの冷たいベッドが置かれてるだけ





その上には女の子がいた


子供だ。ほんの十何歳の。







意表をつかれた、まさかこんな子供が居るなんて考えてもいなかった

敵か？鎖に繋がれているが油断は出来ないが、この子は一体どういう子なのだろうか


1秒もない間に頭の中で思考をめぐらせてると、少女の唇が動き出す






『……あなた 、は』





少女の姿を見てから緩めてしまっていた弓を慌てて張り直す。俺の動作に彼女は怯える様子もなくただ俺の姿を見つめている









「……ここで何をしている」







『あなた、夢であった。』







「は？」




慎重に言葉を選びながら問いだした自分の質問にはまるで無視の回答が返ってきて、無様な声が口に出てしまった




夢であった？まだそんな歳なのか、寝ぼけてるのか、それとも作戦か



状況が読めない。子供なんて余計に何考えてるかわからないが最悪のパターンを考えながらも会話を続けたいが上手くなりたつだろうな





「お嬢ちゃん、悪いが質問に答えてくれるか？返答次第では君を……」






君を。どうするんだ？
返答次第では殺すってか？

気を抜いたら緩めてしまいそうな手に無理に意識をして力を込め続けるが、少女の瞳は揺らぐことを知らず。じっと先を見続けている









『__ｯ____!? ここにいたら危ない！早くここから逃げて！』









どういうことだ。突然瞳が揺らいだと思えば声を上げ始め俺の頭の波は乱れる

冷静に、考えろ。自分に言い聞かせて現状を捉えることだけを考える








『早く逃げて！もう時間がない！』







少女が必死に訴えた、どうしたんだ。と聞こうとした時も束の間、突然背後に殺気を感じた









完全に油断した、振り向いた背後では知らぬ男がナイフを振り上げている







「しまっ……！」




弓を引いたが、間に合わないかもしれない





ﾊﾟﾝｯ______ﾊﾟﾝｯ_______________________








諦めかけた時、銃声が2発、そして俺に切りかかろうとしてた男は俺に届くことなく倒れた








「ホークアイ、油断しすぎよ」





「あぁ、悪かったナターシャ」







倒れた男の後には先程通信先で会話を交わした相手の姿が
やっぱりお前って最高だ

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