* 自分で自分に ページ6
「〜〜♪」
『.....♪』
ヘッドフォンから聞こえるセンラの声。つい最近...っていっても二ヶ月くらい前に発売したCDを聞いてるんだけど。
やっぱさ、みんな歌声綺麗だしかっこいいけどさ、その一人一人の声を楽しめるのがソロ曲だと思うんだうん。待ってやっばこれ今度カラオケで歌って欲しいんだけど...!
「A〜」
『〜〜♪』
「Aさん!」
『あっ!』
折角サビのところ聞いて盛り上がってたのに、イヤホンを取られて現実に戻される。
『なにー?』
「なにって...なにしてんの?」
『質問を質問で返す男。なんでもいいでしょ、イヤホン返して』
「...はい」
あれ、案外あっさりと返してくれた。
そのままソファーでのんびり音楽を聞いていると首に何かが当たる。
『ふぁっ!』
「ん?どーしたん?」
『ちょ、何してんの...』
「センラがしたいことしてるだけやし、気にせんで音楽聴いていいですよ」
私の首にセンラの唇がスーッと滑る。それが擽ったくて体を捩る。イヤホンから聴こえるセンラの歌声、ほんの少しの隙間から聞こえてくるセンラの声。
耳が幸せって、こういうことだ((
『っ、ごめんって...。やめて』
「なに聴いてたの?」
『センラのソロ曲聴いてた...』
「はい?!」
するとバッと私から離れたセンラ。後ろを向くと、赤い顔を片手で隠して外方を向いていた。可愛すぎてぎゅっとなりそうです。
『....?』
「...だっさ」
『は?』
「なんもない...。今日出かけん?」
『いいね〜いこ!!』
急にあんなことしたのはなんだったのだろうか?
、
(自分に嫉妬した、っていったら絶対ださいよなぁ......。男じゃなくてよかった)
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作者名:もももふ | 作成日時:2018年9月14日 13時