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33 根本的な事を忘れていた ページ33

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「じゃあ、ウチのクラスの出し物何がいいか意見くださーい」




ただいまLHR。今回は何かと言うと、文化祭についてだ。学校生活で青春の象徴とも言われる(?)文化祭。


委員長の言った通り、クラスの出し物を決めいてく訳だが、これといって、したいと思う出し物はないので、傍観者を決め込む。


そんな中でどんどん決まっていくクラスの出し物。王道のメイド喫茶や、劇、お化け屋敷。コンセプトカフェや謎解き迷路など、さまざまな意見が出てくる。


私は何もしてないけど、クラスの明るい雰囲気とか、イメージ作りのための去年の文化祭の話とか聞いていたら、ワクワクが止まらない。




「佑月さんは何がやりたいですか?」

「うーん、みんなと楽しめたらなんでもいいかな。クラスの子達がしたいのをしたい。」

「てんし....」




隣からセンラが話しかけてくる。質問に答えただけなのに、突然額を抑えて天を仰ぐセンラ。




「センラは何したい?」

「もちろんメイド喫茶ですよ〜」

「即答じゃん、なんで?」

「だって、佑月さんがメイド服きて、ご主人様♡って言ってるの1度でいいから見てみたいですもん。あ、ご主人様はセンラ限定ですよ?」

「........きも、」




気持ち悪すぎる返答がかえってきたので、聞くんじゃなかったと後悔する。メイド喫茶になったら、私は裏方決定だなと心の中に決めた。




「センラバンドとかいいじゃん!歌うまいし!」

「え〜、人様に聞かせれる程じゃないですよ〜」

「そうかなぁ、センラ歌私好きだけどなぁ」

「高校いるのはあくまで佑月さんの護衛なんで、自分からそういうのはしませんよ。頼まれたら考えますけど、」

「.....でも折角一緒に過ごすんだから、センラも楽しもうよ?センラがいた方がもっと楽しいだろうし」

「!はい、」




私がそう言うと、一瞬目を見開いた後、嬉しそうにはにかんだ。文化祭、なんだし、好きな人と楽しみたいじゃん...?



ていうか、センラが私には護衛目的で高校通ってるの忘れてた......いや、護衛っていうか、センラが勝手し心配して着いてきただけだけど、

まぁ兎に角、オッサン(24歳)なのに高校生に馴染みすぎてる、コイツ....

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設定タグ:センラ , 浦島坂田船 , 歌い手
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あるじゃん(プロフ) - あいさん» あいさんご無沙汰いたしております。暖かいコメントありがとうございます、嬉しい限りです泣 長らくお待たせいたしましたが、今後ともよろしくお願いいたします!更新頑張ります。 (2021年4月11日 13時) (レス) id: 2f7ed6fc05 (このIDを非表示/違反報告)
あい - おかえりなさい!!これからも更新頑張ってください! (2021年4月10日 18時) (レス) id: dad9695123 (このIDを非表示/違反報告)
みね - 更新、頑張って下さい!めっちゃ楽しみです!!! (2020年7月30日 23時) (レス) id: 2329b8e021 (このIDを非表示/違反報告)
白瀬(プロフ) - コメント失礼します…!!私が昔から読んでいた少女漫画と内容がそっくりで、めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2020年6月29日 7時) (レス) id: 29052aa6a9 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 本当ですか…?良かったです…文才足りんと悩んでいたので… (2020年5月13日 21時) (レス) id: b5c026bc9f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あるじゃん | 作成日時:2019年11月25日 0時

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