4 実に過保護な若頭 ページ4
.
「___折原センラです〜、お願いします。」
え、どういうこと。
「えぇ〜、あの人めっちゃかっこいい。」
「ね!、、でも大人っぽくて高校生にみえなくない?」
「確かに、、でもあれはモテそうだな〜。」
「優しそうだもんね。」
センラの自己紹介により、クラスの人の「かっこいい」や「高校生にみえない」などの会話があちこちに飛び出し、ザワザワする教室。
でも私はセンラがここに居ることへの混乱から、脳は周りの声を取り入れようとはしなかった。
___________
「何で!?居るの!?」
「え〜?」
「ヤクザのオッサンが高校生のコスプレして、高校にお忍び..?何、新しいシノギか!!」
「24でオッサン?心外やわ〜。」
「高校生の中に居たらオッサンだわ」
「え〜オッサンかぁ、ビックリやなぁ。」何て、呑気に呟いてるこいつ。
すると、少し腰を折って私と顔を近づける。
ニコッっと笑ってこう言った。
「遠い地に1人の佑月さんが心配やから、俺も一緒に通うことにしたんです。」
「はぁ?」
「佑月さんは組長のたった一人のお孫さんなので。」
「そんなの、今まで通り送迎だけでいいじゃん!」
少しキレ気味に私も反論する。
このまま、一緒に高校生活とかたまったもんじゃないよ。
すると、センラは黒い笑みになる。
「いいえ。
学校内にも危険がいっぱいです。」
「?」
「そう、『男』です。」
「はい?」
顔をくわっとしてセンラは話始める。
なんなんだ、、
「佑月さん、恋愛したいって言ってたでしょ?」
「うん、まぁ。
___ってうわっ」
センラにがっと肩を掴まれる。そして目の前に顔を近づけられ、目を血走らせ語られる。
「佑月さんに恋愛は早すぎます。男なんてみんな狼ですよ。頭ん中、ヤリたいヤリたいで実際、
愛 情<<<<<<<性 欲
なんですから!(断言)」
興奮気味でそういう言い切る。ハァハァと息を切らせて、鼻息も荒い。
「まぁという訳で、男共の毒牙から佑月さんをボディーガードする為に裏口入学したってわけですわ。勿論、組長にも許可を頂きましたよ。」
「何で、許可したのおじいちゃん...」
「ということで、よろしくお願いしますね佑月さん♡」
「〜〜っ!」
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あるじゃん(プロフ) - あいさん» あいさんご無沙汰いたしております。暖かいコメントありがとうございます、嬉しい限りです泣 長らくお待たせいたしましたが、今後ともよろしくお願いいたします!更新頑張ります。 (2021年4月11日 13時) (レス) id: 2f7ed6fc05 (このIDを非表示/違反報告)
あい - おかえりなさい!!これからも更新頑張ってください! (2021年4月10日 18時) (レス) id: dad9695123 (このIDを非表示/違反報告)
みね - 更新、頑張って下さい!めっちゃ楽しみです!!! (2020年7月30日 23時) (レス) id: 2329b8e021 (このIDを非表示/違反報告)
白瀬(プロフ) - コメント失礼します…!!私が昔から読んでいた少女漫画と内容がそっくりで、めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2020年6月29日 7時) (レス) id: 29052aa6a9 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 本当ですか…?良かったです…文才足りんと悩んでいたので… (2020年5月13日 21時) (レス) id: b5c026bc9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あるじゃん | 作成日時:2019年11月25日 0時