検索窓
今日:19 hit、昨日:5 hit、合計:230,268 hit

3 波乱の要因が身内な件 ページ3

.





「________これにて、入学式を終了します。生徒の皆さんは各教室に戻り、担任の指示に従って下さい。」



入学式が終わり、教室へと向かう。

入学式の時も必死に見知った顔が居ないか探していたけれど、未だ見ていないから大丈夫だという事を願う。

もし居たとしたら私の計画が台無しだ。
折角遠い高校まで来ている意味がなくなってしまう。

ぞろぞろと教室に戻る人たちの後ろで私も階段を上る。




「____わっ!」

前のガタイのいい男子が突然止まり、ボーっとしていた私は気づかずぶつかってしまう。



やば、


倒れないよう持ち堪えることが出来なかった私は、落ちる、と思い反射的に目を瞑る。






パシッ


とその時、誰かに腕を捕まれ抱き寄せられ、そのまま一緒に段差に倒れ込む。

一瞬の事で誰かは分からない。けれど


男子だ、



階段に座り込んだ状態で強く抱き締められていて、落ちそうになった意味でも、抱き締められた意味でも、心臓がバクバク音をたてている。





「あ、ありが」

「危ないやん。大丈夫、佑月さん?」


顔をあげると、その男子とは目と鼻の先の距離で。ドキっと胸が鳴って、しっかり確認するとまさかのウチの若頭。




は、


____________は!?



「セ、センラなんで、いるの!?」

「ほんとお嬢は危なっかしいですね。センラヒヤヒヤしたわ〜。


ま、兎に角それは置いといて、教室行きますよ。」



そう言われて背中を押され、教室へ向かう。


いや、置いとけるわけないんだけど。と未だ混乱して思考回路がぐちゃぐちゃな頭の中で反論する。









_________同中の子が居ないと安心した5秒後、早くも波乱の予感で、私は面食らってしまった。

4 実に過保護な若頭→←2 片思いの相手がロクな人じゃない



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (476 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1223人がお気に入り
設定タグ:センラ , 浦島坂田船 , 歌い手
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あるじゃん(プロフ) - あいさん» あいさんご無沙汰いたしております。暖かいコメントありがとうございます、嬉しい限りです泣 長らくお待たせいたしましたが、今後ともよろしくお願いいたします!更新頑張ります。 (2021年4月11日 13時) (レス) id: 2f7ed6fc05 (このIDを非表示/違反報告)
あい - おかえりなさい!!これからも更新頑張ってください! (2021年4月10日 18時) (レス) id: dad9695123 (このIDを非表示/違反報告)
みね - 更新、頑張って下さい!めっちゃ楽しみです!!! (2020年7月30日 23時) (レス) id: 2329b8e021 (このIDを非表示/違反報告)
白瀬(プロフ) - コメント失礼します…!!私が昔から読んでいた少女漫画と内容がそっくりで、めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2020年6月29日 7時) (レス) id: 29052aa6a9 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 本当ですか…?良かったです…文才足りんと悩んでいたので… (2020年5月13日 21時) (レス) id: b5c026bc9f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あるじゃん | 作成日時:2019年11月25日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。