俺の弱味を握るのは Pt.２【北信介】

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＊ 南原Aside



今日1日、心は痛むけど信介にはチョコをあげなかった

その変わり家に帰って最後の仕上げをして

信介の家に届けた


それにしても


北｢(ｼﾞｰ)｣

…

北｢(ｼﾞｰ)｣



この男は、ただの箱を見つめるだけである



『あの、信介？』

北｢おん？｣

『開ければ？』

北｢！ええの？！｣


目をキラキラさせて聞いてくる









なんや、この可愛い生き物




ｷﾞｭｯ


北｢え？｣

『可愛ええ、可愛すぎるぞ信介ぇ…』

北｢！…Aのが可愛ええよ？｣


ｷｭｩｩｯ

『もおおおお！好きや！！！！開けてみて！！』


北｢おん｣

『冷めとる』

パカッと箱を開くと


北｢っ！わ…これは、すごいな…｣


キラキラとコーティングチョコが輝いていて

その上にはバレーボールの絵が描いてあるマカロン

ユニホームの形

そして


“思い出なんかいらん”


と書いてあるクッキー

私史上最高の力作である


『えへっ、へへっ、どや？どおどお？？？』


北｢っ、ほんま、すごいな。勿体なくて食べれへんな…｣


『食べてよ？！』

北｢いや、食べるけどな？｣

『んふふ、最高傑作！！！』

北｢ありがとお、ふふっ、｣


今までで1番ニヤケている北信介


可愛ええ



『結仁依さんと分けて食べてなっ！』

北｢おん、ありがとお。ほんま…幸せや…｣


『っ！ふふっ、よかった！』









結｢(！…信ちゃん、幸せそうやなぁ…) ふふっ｣

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