俺の弱味を握るのは Pt.２【北信介】

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＊


私達は幸せに包まれていた


けどそんなもの、一瞬


北｢あ、あかん。戻らな。Aもやろ？｣


と、北が声を上げ

スマホを見ると

紀子、アラン、練、侑、治

から大量のLINEが来ていた


『げっ、』

北｢…俺もや…｣

北｢『…』｣


北｢『戻ろか』｣

･
･
･

手を繋いで少し歩いていると


？｢あっ、稲荷崎の｣

と、北が声を掛けられ

私も顔を出す

あれ？なんか、どっかで…


『あ！！！スガさん！と…ダイチさん！』


昨日ぶつかってしまった烏野の人らやった


北｢あ、烏野の…澤村、さんと菅原さん？｣


澤｢お、お疲れ様です｣

北｢お疲れ様です。3回戦、頑張ってください｣

澤｢っ、ありがとうございます。あ、澤村でいいですよ｣

北｢じゃあ遠慮なく、俺も北でええよ｣

澤｢じゃあ北な｣

おぉ、もう仲良うなっとる…

？｢なぁ！君北くんと付き合ってんの？｣

主将ｽﾞのコミュ力の高さに感心していると

スガさんに声を掛けられた

『？あ、おん！…って言うても、今さっきな…笑』

菅｢え！じゃあ告白するためにこっち来たの？｣

『え？あ、んー、そうなんかな。自分でもよぉ分からんわ笑』

菅｢へ〜！いいなー！恋人っ！どっちk｢コラ｣ｸﾞｴｯ｣

澤｢そんなに人様の事をズケズケと聞くな。日向か｣

スガさんの話の途中でダイチさんがスガさんの首根っこを引っ張った

私は握られた手にもっと力が込められ

北｢Aもや、ちと距離近いわ…(ﾎﾞｿｯ)｣

『っ…！？！？///////』

菅｢おほ〜！！！｣
澤｢おお！｣

菅･澤｢｢『嫉妬っ…！』｣｣


北｢喧しい、行くでA。またな澤村、菅原｣

『えっ、あ！待ってぇな！ほなな！スガさん！ダイチさん！』

澤｢おう、またな！｣

菅｢またな〜！｣

私の手を引っ張って早歩きの北を見ると

図星だったのか、耳が真っ赤でした




＊＊＊



菅｢いいな〜！俺も欲しい！彼女欲しぃ〜！！！｣

澤｢お前には俺がいるから良いだろ。ほら、行くぞ｣

菅｢ダイチっ…とぅんく。｣

澤｢口で言うな口で｣

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