第33話 ページ35
“受験者の皆さんにお知らせします
これより会長が面談を行います。
番号を呼ばれた方から2階の第1応接室にお越しください“
「面談？」
『最終試験、な訳ではないだろうけど．．．』
「ま、行ったらわかるだろ」
『だね』
時間を潰している間に、キルアに続いて名前を呼ばれた
コンコン
「うむ、入りたまえ」
『．．．』
「2、3質問をさせてもらう
まあ、座りなさい」
用意された座布団に腰を下ろす。
そういえば、この人と面と向かって話すのは久しぶりだ。
「それでは1つ目じゃ
1番注目している者は？」
『99番と405番』
「ほう
なぜじゃ？」
『残った受験生の中であの2人が1番可能性に満ちているから』
「(ほー
意外な答えじゃな)
なるほど
では2つ目
一番戦いたくない者は？」
『44番と301番』
「なぜ？」
『．．．悔しいけど
現時点でこの2人には敵わないから』
「それ以外のもんには勝てる、と？」
『私の実力は
あなたが一番よく知ってるでしょ？』
「ほっほっほ
相変わらずの生意気っぷりじゃのお
よろしい行ってよいぞ」
『(もういいのか)』
立ち上がり、部屋を出ようとする。
「最終試験
わかっておるとは思うがあれは使うでないぞ」
『何度も言わなくてもわかってますよ』
「いいやお前さんはわかっとらんよ」
『はあ？』
「わしが忠告をする理由はなんじゃと思う？」
『あれは．．．
あの姿は簡単に人を殺すことが、できるから』
「ふむ
間違ってはおらん
じゃがわしが思うこととは別じゃ」
『．．．なら、なんで』
その質問に、ネテロは何も答えない
優しい笑みを浮かべことしか、彼はしなかった
「もう行きなさい
最終試験、尽力するんじゃよ」
『．．．』
その言葉を背に、Aは部屋を出る。
「．．．心配なんじゃよ
A、お主は特別な存在だからの」
ネテロが口にした特別な存在の意味とは
頑なに使わせまいとする“あれ“とは
Aの正体は、一体．．．＿＿＿
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SHINKAI(プロフ) - 蒼さん» ありがとうございます！そう言って頂けるとすごく嬉しいです！これからも作品をよろしくお願いします！ (2022年8月31日 0時) (
レス) id: 9829dd467f (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - HUNTER×HUNTERの世界観にあった文章でサクサク読み進めることが出来ました。とても面白かったです！ (2022年8月30日 23時) (レス) @page48 id: 1c5f686e4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHINKAI | 作成日時：2022年2月11日 4時
