総北高校自転車競技部ただ1人の少女は紅一点であり、最強だった！？Second

50話 ページ7

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目を開けると、そこは白い天井しか見えなかった。

私は、寝ていた体を起き上がらせる。

足が…動かない……？

『嘘…』と私が目を見開くと、シャッと音がして、カーテンが開いた。



「天、大丈夫か？」

『金城先輩…わ、私…足が…』



その言葉に、先輩は目を伏せる…なんてこともなく。



「大丈夫だ。ただの一時的なものらしい。」

『よかった…』



どうやら、疲労で筋肉が固まってしまったようだ。

まぁ、いつもは羽出してるから、負担がかかっちゃったんだろうね…

私が安堵の息を吐くと、誰かに頭を叩かれた。



『あでっ』

「バカか。無茶すんなよ。」

『あ、今泉君…』



ふわりと私が微笑めば、グッと口元を隠す今泉君。

私は、まだ寝起きでふわふわとした頭のまま、今泉君を抱き寄せる。



『よしよし、頑張ったねー。』

「え…っ」



私は、困惑している今泉君を離し、また布団に潜り込んだ。


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