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「今話してんだから割り込んでくんなよ」
「おっ!?ラブラブかよ〜〜!!」
大分迷惑そうにあしらうゆーすけくんに、茶化し続ける篠原くん…だっけ?
「付き合ってんのかよ!」
「はぁ?そんな訳ねーだろ」
すっごく嫌がるゆーすけくんに地味に悲しくなる。
そこは少しでも照れてくれよ。
ガチじゃん。
「おい御山は?ゆーすけの事どう思ってんだよ!!」
さすがにこれ以上は揉めると思ったのか、
標的があたしに向けられる。
「なっ、おい!」
「いーだろ別に!で?どーなんだよ?」
これ答え方によっては誤解産んでややこしくなるからなぁ。
『まぁ、そろそろ名前呼んで欲しいよね。』
「じゃあ好きか嫌いは?」
『お友達として好きだけど』
「ほら!!」
『ただ、付き合うなら________
____あたし、年上が良いかな。』
小学生相手だと捕まる年齢になりました。
「えー!Aちゃんって年上の人が好きなんだ!ゆーすけくんドンマイ!」
「泣くなよゆーすけ」
「何で俺なんだよ」
ハッキリと伝わったのか話も段々と収まる。
この年頃って、丁度「○○くんが好き」とか敏感になってくる時期だよね。
純粋っちゃ純粋なんだろうけど、未知な子にとって未知が故に揶揄う対象になる。
知識が増えるのは良い事だと思うけど、その分悪い部分もある。
それを正しく指導する方は大変だね本当。
「あ、来週の授業参観って道徳なんだ」
「うわ、絶対発表じゃん」
『…』
もうそんな時期か。
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作者名:うぃっぷ | 作成日時:2020年10月11日 23時