三代目死神が愛した＿＿。6【名探偵コナン×暗殺教室】

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コナンside


　赤井さんを探してると、傍に安室さんもいた。
　傷を見るに殴り合いをしていたようだけど、今は協力してくれることに安堵する。

　先程見つけた消火栓の所に行くと、扉が開かれていた。
　なんで開いて……！？
　傍に駆け寄り中を見ると、爆弾はまだあった。


「これは……トラップ。君が外したのか？」
「違う、トラップが仕掛けられてると思ったから扉は開けてないよ」
「じゃあ一体だれが……」


　そこで爆薬を見に行っていた赤井さんが戻ってきた。


「赤井さん、爆薬は？」
「やはりC-4だ。非常に上手く配置されているんだが、一部ない場所があった」
「ない場所？」
「あぁ、まるで誰かが回収したかのようにな」


　俺達以外に誰かがいるのか……？ もしかしてAさん？
　安室さんがいるから俺達の前に出てこないのか？


「だが全てが同時に爆発すれば、車軸が過重に耐え切れず、連鎖崩壊することに変わりはない」
「なるほど。悩んでる暇はなさそうですね」


　安室さんは消火栓のホースを外していく。


「どう？ 解除できそう？」
「問題ない。よくあるタイプだ。解除方法は分かるよ」
「へぇ、爆弾に詳しいんだね、安室さん」
「警察学校時代の友人に、色々教えられたんだよ。後に爆発物処理班のエースとなった男に。まぁ、結局そいつは観覧車に仕掛けられた爆弾の解体中に、爆死したんだけどね」
「観覧車の爆弾で……」
「心配ないよ。アイツの技術は完ぺきだった。それを僕が証明して見せる」


　赤井さんは安室さんに工具を渡し、もう一度上へと上って行った。
　俺も奴らが仕掛けるタイミングが分かったので、安室さんを1人残し走り出した。

◇

Shade1 side


　車でいつでも脱出できるよう待機していると、見覚えのある子が東都水族館へと走っていくのが見えた。
　Aちゃんだ。


「Aちゃんが東都水族館に着いたよ。多分向かったのは観覧車だ。接触したことのある人は気を付けて」
『おーけい』


　怪我しないで、無事に戻ってきてよ。
　まぁ、Aちゃん大好き組の2人が来てるから死ぬことはないだろうけど。




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※Shade1はpiece216にて初めて出てきた陰の人です。

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