…だったのに【ポケモン剣盾】

いつも ガラル地方 ページ6

何日か過ぎて





地上の線が見えてきた

この何日かで何度もみずポケモンに

みずてっぽうを食らった

そのお陰で塩水は流れたけれども





今は夕暮れだが陸へつく頃には夜だろう

ロトムスマホで調べてみると









『ガラル地方…初めてか』





そこは初めて訪れる地方だった

最近、チャンピオンが変わり何かと話題らしい

どの記事を見てもチャンピオンだらけだったので

情報収集は諦める









夕日が沈むのと陸につくのはほぼ同時で

最後にまたお礼とポフィンを上げ

ラプラスは夜の海へと消えていった





『ここから一番近いポケモンセンター調べてほしい』





ここは９番道路らしく

一番近いポケモンセンターはスパイクタウンだという

…というかすぐそこだ





スパイクタウンについて調べようとも思ったが

今日はもう疲れたので調べ物は明日にまわそう

取り敢えずお金を下ろしたい





少し見えるシャッターを潜り抜けると

ネオンが輝く道が広がる

綺麗とは言えないがこの雰囲気は嫌いじゃない

むしろ好ましい方だろう





少し場違いなポケモンセンターへと入れば

奇抜な格好をした人達が私を見る

２人共同じような格好だが

ペアルックだろうか









ポケモンセンターから出るまで私は見られていた

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





スパイクタウンに来る人といえば

ジムチャレンジャーくらいしかいない

そして今は夜

ポケモンセンターと言えども人は来ないはずだった





そんな所に

ひとりの女性が現れた









腰まである長い髪をさらりと揺らし

スラリと、けれども女性らしいフォルムは

女性にしては背の高い彼女に合っていた

肌は透き通るほどの白

焼けたことなどないみたいだ





そして何より









顔が整っていた





モデルですと言われてもなんの違和感もない

むしろモデルであって欲しい

そんなことを思っているあいだに









彼女はポケモンセンターから出ていった

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