…だったのに【ポケモン剣盾】

いつも 私物 ページ42

一度起きたが





ゾロアークにまだ寝ていろと言われ

昼過ぎまでぐっすりと眠ったお陰か

目覚めは爽やかだった









太陽の光を浴びに

エンジンシティを訪れ

ぶらぶら歩いていた時









いつもなら気にもとめないＣＤショップに目がいき

重たいガラス扉を開けると

カランカランとベルが鳴り響いた





当たり前だが色とりどりのＣＤが並んでいる

音楽は普段聞かないので

誰が人気だとか、有名な曲だとか

よく分からない





あまり人のいない店内を見ていると

人目の付く場所に

ポップやちょっとした映像が流れている









ネズさんのＣＤコーナーがあった

文字からでも愛が伝わってくるので

これをセッティングした人は相当ファンだろう





映像を見ようと近寄れば









「いらっしゃいませー」





待っていましたとばかりに

死角から女性店員が現れ

なにやら演説をしだす









「ネズさんお好きなんですか？

私も好きなんですよー、というかファンでして

ネズさんのコーナー張り切って作っちゃいました！

この映像のライブ私も行ったんですけど

あ、今見ました？ここの流し目がもう最高なんです」





その後もネズさん情報が続き

一応店員らしく

お勧めのアルバムとかを紹介してくれた





「ファーストシングル、アルバムは欠かせませんよ！

全部もちろん最高なんですけど

私一押しはこちらですね

シングル限定曲とアルバム２枚セット！

豪華なアルバムにはちょっとしたオマケもあるんです

取り敢えずアルバムだけ買って

聞いてみるのも良いですよ

いかがなさいますか？」





ゴリ押しというか商売上手というか

ただ好きな物を紹介しているだけかもしれないが…

あのライブを見てから少し気になってはいるし

良い機会かもしれない





『それでしたら』





久しぶりに









『今までのアルバムと

店員さんのお勧めシングルを下さい』





私物を増やした





「お買い上げありがとうございます！」









なんとも素敵な笑顔ですね

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