…だったのに【ポケモン剣盾】

いつも やっと ページ35

固まっていると









「Aって…あのA！？」





勢いよくこちらへ来たかと思えば

今度はルリナさんに頬を摘まれる

地味に痛い…





「なんで美人なのにメイクしてないのよ！」

『…必要ないので』

「今しか出来ないメイクとかあるじゃない」

『そういうのよく分かりませんし』

「そんなの幾らでも教えるわ」





あれよあれよと話は進み

連絡先をほぼ強引に交換すると

それに便乗して女性陣とは全員交換することになった

ポプラさんがいつの間にか隣に居たのは驚いたけど





「ダンデさん遅いけんね」

「もしかしてまた迷っているんじゃ…」





今ユウリまたって言った？

オーナーが迷ってどうするのさ









「生憎、ダンデは見つかりませんでしたが

救急箱を見つけてきました」





救急箱を片手に来いと合図するネズさん

こっちもいつの間に…





『あ、手当の前に洗ってもいいですか？』





お手洗いは何処だろうかと思っていると

ルリナさんがポケモンを繰り出し

容赦なく水を掛けてきた





床べしょ濡れですけど

血も混じって大変なことになってますけど

…良いのだろうか





「さっさと来てください」

『はい、お願いします』





すみませんダンデさん

それか清掃の人





「今度は何をしたんです？」





なんと言えば良いか分からず

言葉を選んでいると









「これだろ」





会議室をよりいっそうらしくしているモニターに

私がハンドスプリングを決めている映像が流れた

普通にやめて欲しい





「なに街中でパフォーマンスしてやがりますか」

『これがパフォーマンスに見えます？』





お願いだからリピートしないで





『あの…いい加減止めてくだ…….あ、』





そこでやっと気付いた









「やっと俺様を見たな？」









こいつが居ることに

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