…だったのに【ポケモン剣盾】

いつも 少女 ページ22

目の前には









バッチが差し出されていた





「受け取ってください」





一瞬、何が起きているのか分からなかった





スタジアムの控え室にいると

サイトウが来たかと思えば

急にバッチを差し出したのだ





「貴方は昨日、ポケモントレーナーの鏡のような

素晴らしいことをしました

このバッチを送るに以上に相応しいことを」





首を横に降る





『サイトウさんが良いと判断しても

見ている方々はそう思わないかもしれません

ちゃんとルールに則ってバッチを受け取ります』





サイトウは微笑むと

ロトムスマホを彼女に見せた





「貴方が去った直後ＳＮＳでアンケートをとりました

これはその結果です」









【彼女はバッチを受け取るのに相応しいか】





ＹＥＳ １００％

ＮＯ ０％









何万人もの人がアンケートに答えていた





『……分かりました、有難く受け取ります』





私にとって最後のバッチを受け取り

一度イーブイに化けているゾロアークを撫でる





『昨日は名乗りもせずにすみません

私はAと言います』





サイトウは柔らかい雰囲気になると

少し控えめに声を放った





「あの、宜しければ…なんですけど」





その姿は





「連絡先交換してくれませんか？」





ただの可愛らしい





『もちろん』









少女だった

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