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『えーと…キス何回だっけ?』
キルア「知らねーよバカ‼‼///」←
私は破った紙を繋げ、回数を確認した。
『三回か!よしやるぞキルア!』←
キルア「なんでお前はそんなにやる気満々なんだよ‼‼」((←
私は少し俯き、ぎこちなく言い放つ。
『だってキルアが嫌って言うから……』
キルア「…!」
別に、して欲しかったってわけじゃない。
ただ単にキルアが私を拒絶したみたいで、寂しい気持ちになっただけだ。
……ただ、それだけなのに…
目を見開くキルア。
なんだか気まずくなり、再びキルアの肩を押さえつけた。
『……ごめん!やっぱ今の無し
私、受けだけは絶対に嫌だから!』
チュ
キルアの唇に私の唇を押し付け、離す。
そして再びくっつける。
『ふっ……ん、……っ』
キルア「…‼」
いつの間にか、私の目からは涙が零れ落ちていた。
…あれ、なんで私泣いてるんだろ……?
私の心の中を渦巻くモヤモヤをキルアに押し付けるかのように、深いキスをする。
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ガチャ
その音が聞こえた途端に、私のモヤモヤがより深くなった。
私は自分の袖で涙を拭き、無理矢理笑顔を作り口を開いた。
『…っ帰ろっか!ドア開いたし!
……あ、その前にキルア解放してあげなきゃだった』
私はキルアの拘束を解きながら笑う。
『無理矢理しちゃってゴメンね!
…こうでもしないと、……
……させてくれないでしょ?』
拘束が完全に解かれた、次の瞬間。
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.
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ギュッ
フワッ、とキルアの香りが私の鼻を擽る。
『キルア…?』
キルア「俺さ、お前が…好き、なんだよ」
『へっ…⁉//』
突然の告白に驚き、顔を赤く染める。
『急に何っ⁉///』
キルア「お前相手ならなんだって出来る
抱き締めるのも、耳舐めんのも、キス…すんのも
それ以上のことだって出来るし、正直したい」
『どストレート…//』←
キルア「でも…
お前が好きだからこそ、そう簡単には出来ない」
『!』
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しゃーぺん@彩(プロフ) - Hanaさん» そのお言葉を頂けて、本当に嬉しいです!カルトはあの見た目でも一応ゾルディック家の末っ子(五男)ですからね笑 (2019年8月19日 23時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
Hana - すごく面白いです!8〜11のお話は泣きそうになりました!12話見て思ったんですけど、カルトって男だったんですね (2019年8月19日 21時) (レス) id: da3268cf1a (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - スクールみきのさん» 了解です! (2019年6月30日 17時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - スクールみきのさん» 分かりました!リクエストありがとうございます! (2019年6月30日 17時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
スクールみきの - よければ、なんですが、、私の小説でコメントくださらないでしょうか?お願いします! (2019年6月30日 10時) (レス) id: ea6b7900f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃーぺん@彩 | 作成日時:2019年6月1日 0時