【H×H】幸福と不幸【短編集】

入れ替わってる！？ ページ28

.






雲一つない青い空の下、私とゴンはスケボーの練習をしていた。




指導者は勿論、




ガッ




キルア「こーやって」




ガタッ！




キルア「こーすんだよ


分かったか？」





ゴ「『いや、分かんない』」←





この教え方が雑なスケボー少年、キルアである。





キルア「んー…じゃあ、実際にやってみっか」





キルアは「やるやる！」と積極的なゴンに手招きをし、スケボーに乗せる。





ガッ





ガタタッ‼





スケボーに乗った瞬間、ゴンの体が左右に揺れた。






ゴン「おわっ」



『ゴン！？』





ゴンがそのままバランスを崩して転ぶのを防ぐため、私は咄嗟にゴンの元へ駆け寄った。





ドテッ





『ぅわっ⁉』



キルア「A⁉;;」






…肝心な所で躓いてしまう私である。((←




体制を崩した私の頭部に、倒れてくるゴンの頭部が迫る。









ゴツンッ‼‼‼





ゴ「『いぃッ……たぁーー‼‼』」





あまりの痛さに目を瞑り、頭を抱える。





そこで私はある疑問を抱いた。





『なんか髪がツンツンしてるような……？


って、アレ？声がいつもと違う…？』



キルア「は？……頭大丈夫か？」←



ゴン「うぅ〜…いてて…」




ゴンがいつもより高い声を発したので、私は目を見開いてゴンに視線を移した。









.









.









.









『へ…っ？』




信じられない光景を目にした私は、思わず変な声を上げてしまった。






……何故なら、






ゴン「……えっ」






私の視線の先にいたのは









『わ、私……⁉』









私だったからだ。

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