＊ ページ20
.
『だから、Aは私だって！』
「「嘘つけ」」
……さっきからこれの一点張りだ。
『…じゃあ、どうしたら私がAだってこと信じてくれる？』
2人は眉間にシワを寄せて顔を見合わせ、キルアが口を開いた。
キルア「過去」
『！』
キルア「もしお前が本当にAなら、
自分の過去くらい知ってるだろ？」
…………ちょっと、嫌だな。
過去を話すことがじゃなくて。
話して信じてもらえた後、キルア達は罪悪感を抱える事になっちゃうし…
おそらくキルア達は、私の見た目が男という時点でかなり警戒しているだろう。
見た目で判断出来ないなら、中身を。
……まぁ
私に過去を聞くって事は、そんぐらい(拐われてるらしい)私のことが心配なんだろうな。
『……………
殺し屋として沢山のターゲットを殺し、
関係のない人々を殺し、
挙げ句の果てに母上を殺した』
「「……‼」」
2人は目を見開いて冷や汗をかき始めた。
もし本当にコイツがAだったら、と焦っているのだろう。
でも、私を信じなかった罪は重いゾ！←
『「±0」を持って生まれてきた私は沢山の人に利用され、騙され、傷つけられた
母上に殺されそうになったから逆に殺してあげた』
わざと暗いトーンで言い、目を伏せる。
……演技なハズなのに
ポロッ
「「‼‼」」
あれ、おかしいな
過去を思い出してなのか、目から涙が溢れた。
ゴン「…ほ、本当に……Aなの⁉」
『だから……そうだって言ってんじゃん！』
少量の涙を拭い、2人の顔を見上げる。
キルア「……わり、い」
やっぱり、こういう雰囲気になっちゃったか…
『いいよ別に！
てかホントどうしよ…‼
これってきっと誰かの念能力だよね？』
キルア「あ、あぁ……それしか考えられねぇな」
キルアは顎に指を添え、何かを考える素振りを見せた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 156人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しゃーぺん@彩(プロフ) - Hanaさん» そのお言葉を頂けて、本当に嬉しいです！カルトはあの見た目でも一応ゾルディック家の末っ子（五男）ですからね笑 (2019年8月19日 23時) (
レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
Hana - すごく面白いです！8〜11のお話は泣きそうになりました！12話見て思ったんですけど、カルトって男だったんですね (2019年8月19日 21時) (レス) id: da3268cf1a (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - スクールみきのさん» 了解です！ (2019年6月30日 17時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - スクールみきのさん» 分かりました！リクエストありがとうございます！ (2019年6月30日 17時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
スクールみきの - よければ、なんですが、、私の小説でコメントくださらないでしょうか？お願いします！ (2019年6月30日 10時) (レス) id: ea6b7900f4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年6月1日 0時
