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違和感 ページ37

今、考えている私の能力


それは自分の血液と、オーラを媒体にした”眷属の召喚”だ


私が描ける物ならなんでも召喚できるくらいまで特訓しておきたい


例えばそう、ドラゴン・・・とか


しかし、そうなると場所を選んで描いていたら不便だ


どこにでも絵をかける絵具となれば、チョークがいいだろうか


『じゃあまずはやっぱり買い物か!』


色は私の血液の赤で統一されるだろうから、絵のクオリティも上げていきたい


絵を描くためのスケッチブックやチョークの材料を大量に買い込み、部屋のドアを開けると




違和感



何かおかしい



『・・・誰かいる?』



何がとは言えないけど・・・



“逃げなきゃ”



頭の中で、危険信号が鳴り響いた







―――キルアside



「集中できねーし・・・


わざわざオレの部屋の前で話すなよなー」


何話してんのか、気になって仕方がない


しかし、話し声がしなくなったらしなくなったで気になってくるのがこの感情の厄介なところだ





クラピカとAの話し声がしなくなってから数十分


窓の外に大荷物を抱えたAの姿が見えた


「おー、すっげー荷物」


やがてパタパタと走るAの足音が廊下に響くが、しばらくすると1人とは思えないほどの騒音が響いてきた


―――ガタガタンッ


―――ドンドン


「なっ、何してんだ・・・?」


―――ガシャン



『キルア・・!』



俺たちの今いる宿は壁が薄く、ゴンの頭がショートした事すら分かるくらいだ



そんな壁を1枚隔てた向こう側で



勘違いじゃなければAは今、オレの名前を呼んだ




「A!!!」




胸騒ぎがする



「A、入るぜ!」



ドアをあけるとそこには、荒れた部屋と先程Aが描いた鳴かない猫がいるだけだった


・・・攫われた?


だとしたらきっと、あの時の奴だ


脳裏によみがえるのは、『助けて!』と血相を変えて幻影旅団のアジトに飛び込んできたあの時の姿


「ゴン!Aが攫われた!」


「えっ?!さっきまで一緒にいたのに」


「部屋の様子からして、強盗じゃない


恐らく抵抗したんだ!」



「わかった


すぐに探しに行こう!


・・・ところでキルア、その猫何?」


部屋に入った際、咄嗟に抱きかかえたこの猫はAとの唯一の繋がりだ


「コイツはAの能力


”眷属”だって言ってたぜ


そうだ!お前Aの居場所とかわかんねーのか?」



オレは抱えていた猫と目を合わせるようにして持ち上げた

違和感→←それぞれの能力と練



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ruru(プロフ) - みこさんの作品とても好きです✨しかもめちゃ好みで全部読んじゃいました(*^^*) (5月6日 18時) (レス) @page45 id: 41af3796e6 (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - メロンソーダさん» メロンソーダさんこんにちは!ありがとうございます\( °ω° )/頑張りますー!! (2022年8月4日 7時) (レス) id: e77f4d9956 (このIDを非表示/違反報告)
メロンソーダ(プロフ) - 続編おめでとうございます(* 'ᵕ' )イラストもお話も待っています 体調管理に気をつけながらも頑張ってください!! (2022年8月3日 22時) (レス) id: 30b889220d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みこ | 作成日時:2022年8月3日 7時

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