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それぞれの能力と練 ページ36

すごい集中力だ


空気がピンと張り詰める


背筋がゾクゾクする感覚




・・・かっこいい





―――バチッ



『!』



数分も経たないうちにキルアの指先から電気が走った


なるほど放電の能力!


これは小さい時から拷問の訓練を受けていたキルアならではの能力だろう


『おーー!』とか言いながらただひたすらに眺めているAが流石に気になったようで





「あのさ」


『ん?』


「Aは何もしなくていいのかよ?」


『勿論するよ!


でも、実はもう基本は出来るんだよねー!』


Aは人差し指を噛み、指先にオーラを込めると血で床に猫の絵を描いた


『おいで』


Aの声に反応し、猫の絵は本物の猫のように起き上がった


まずは骨


内臓、そして筋肉・・・最後に毛や爪


完成した猫の目は彼女と同じく黄色く輝いており


血で描いたからか色は赤黒い


猫はそっと、Aの足にすり寄る


そしてアイコンタクトをしたかと思うと


キルアの足首の傷を舐め始めた


「くすぐってーよ!なんだ?心配でもしてくれんのか?」


猫が舐めた箇所はカサブタが剥がれ、血が滲んでいる生々しい患部だった


キルアは自身の傷跡をぺろぺろと舐める猫を慣れた手つきで抱きかかえた


「索敵系か?」


『それはまだ秘密!


でも、れっきとした私の眷属だよ!』


そう、大事なのはキルアの血を舐めた事


ここからは私も根を詰めなければならないところだ


『じゃあね、キルア!私も特訓しなくちゃ!』


Aがキルアの部屋から出ると、ゴンの部屋からクラピカが出てきたところだった


「Aも特訓か?」


『クラピカ!?体長はもういいの?』


話を聞けば、クラピカはもう明日にでもヨークシンシティを発つらしい


『そっか・・・あっという間だったね』


「ああ、そうだな」


『あ!!!


いなくなっちゃうならクラピカにお願いがあるんだけど・・・!』


クラピカを部屋に呼ぶと、注射器で血液を少し貰った


「私の血を・・・どうするつもりだ?A」


クラピカは不思議そうな顔をしている


『私の能力の特訓に必要なんだけど・・・


ちゃんと念能力が使える友達って今、クラピカしかいないから』


「それなら次に会った時、その成果を見せてくれ


楽しみにしている」


クラピカはAの頭をポンポンと撫でると、そのまま去っていった


『またね、クラピカ!』


次に会った時、恥ずかしくないようにしっかりと特訓をしなければ・・・!

違和感→←それぞれの能力と練



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ruru(プロフ) - みこさんの作品とても好きです✨しかもめちゃ好みで全部読んじゃいました(*^^*) (5月6日 18時) (レス) @page45 id: 41af3796e6 (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - メロンソーダさん» メロンソーダさんこんにちは!ありがとうございます\( °ω° )/頑張りますー!! (2022年8月4日 7時) (レス) id: e77f4d9956 (このIDを非表示/違反報告)
メロンソーダ(プロフ) - 続編おめでとうございます(* 'ᵕ' )イラストもお話も待っています 体調管理に気をつけながらも頑張ってください!! (2022年8月3日 22時) (レス) id: 30b889220d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みこ | 作成日時:2022年8月3日 7時

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