【HxH】私の捕食対象は。5【キルア】

接触 ページ2

※ 前回の“接触”で、電話からの声の表現を間違えました！

すみません・・・！

文字数制限の関係で、前ページの修正が出来ないので、今回からの修正になります

「会話用のこれ」から、ーーー電話用のこれーーーに、今回から修正させていただきます！

それでは、引き続き、お楽しみくださいませ ※






―――あいつら、後ろのカップルにもちゃんと気付いてたぜ


さりげなく周囲の様子や動きに細心の注意を払ってる


俺達もこれ以上近づくとアイツらの警戒網に引っかかるから間違っても視線は送るなよ


あいつらに追われてる自覚なんてこれっぽっちもない


連中が蜘蛛だってこと忘れてた


奴ら、見つかるのを待ってる


獲物が引っかかるのを待ってんのさ


狩る気満々さ―――


キルアが気が付いた


彼らはマフィア連中なんて蟻同然に踏み潰す


それも、潰したことにも気が付かない


その対象が、マフィア連中ならまだいい


ゴンと、キルアと、レオリオと、クラピカでなければ・・・


―――明らかに空気変わったな―――


キルアの緊張した声が、受話器から聞こえた


―――すごいヤな感じでビリビリくる―――


―――まさかバレたか・・・？―――


旅団の2人も、3人も動きはない


―――今やつらが探ってんのは、広場にいる人間の表情やしぐさ、視線なんかから“違和感”を見つけようとしてんの！


だから今の2人の顔ヤバイよ


もっと自然に、朗らかに話せよ―――


キルアはこの手の件に関してはプロだ


平然と何かを食べている


心強い


でも、ゴンとレオリオは・・・


―――ゴメン、オレが悪かった―――


やっぱりダメだったようだ


『コント聞いてるみたいだな』




旅団の2人をみてみると、コインを弾いているところだった


何かあったのかもしれない


彼らはマジギレの喧嘩をしない


“揉め事はコインで”これがルールだ




―――何度も言うけど、戦って勝てる相手じゃないからな―――


―――何とかするさ、しなきゃなんねーんだろ―――


―――うん、黙って帰るわけにはいかないもんね―――



やっぱり行くか


ここからはもう、キルアの判断で動いてもらう


『頼むぜ、キルア』


―――オーケイ


んじゃ俺の言うことよく聞いてくれ―――

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