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教室に着くと幸い、先生はまだ来ていなかった。



「間に合ってよかったね」



「う、うん…」



私ははぁはぁと息切れをしながら返事をする。



「はい、お前ら席につけ〜!朝の会を始めるぞ〜」



先生が教室に入り、私達は席に着く。



「学級委員、号令」



「起立、礼、着席」



学級委員の人が号令をかけると、みんな席に着く。



「お前ら今日の日程についてなんだが…」



先生が教卓に手をつけ、今日の日程について話す。
私は隣の席の涼が仕方がなくて、隣をちら見した。
涼は頬杖をついていつも通りの様子だった。さっきのことがまるで、なかったように平然としていた。
私だけ意識してたのかな…



「…おい、櫻井お前聞いてるか?」



「え、聞いてますよ」



「じゃあ、先生が言ったことはなんだか言ってみろ」



やっべ、後藤(先生)が内容聞いてきた。全然話聞いてなかった…と、とにかく適当に…



「先生の奥さんが凄くきれいだって言うことですよね?」



「…放課後、職員室な」



そう告げられると、周りからは笑いが出た。
あぁ、完全に終わったね。うん。



「…って言うか櫻井、今日日直だったよな。丁度良かった〜!」



「え"」



すっかり忘れてた…
今日私、日直だった…
 
 
 

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作者名:咲乃ほしは | 作成日時:2019年10月21日 21時

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