＃４３ 私 ページ49
「お前、一週間何してたんだよ？」
それから私たち三人は近くのファミレスに入った
ここは、忘れるはずもない思い出の場所
二年前、私を色づけてくれた場所
そこでまた、同じような場面に出会うとは
あの時の私は想像もしていなかった
「何って…う〜ん」
『勉強してた』
いや間違いではないけど違う
『休んでた』
それも違う
答えが見つけられず一人悩んでいると
見かねたように研磨君が口を開く
「Aにも思うとこあったんじゃない」
差し出された助け舟に私は乗っかる
「そう、いろいろあって」
家庭の話はしたくないし、聞いても楽しいものではないから
この答えが得策だと思った
「いろいろってなんだよ」
「え」
「ちょっと、クロ…」
が、逃がさないとでもいうかのように
すかさず黒尾が口をはさむ
「言わなきゃわかんねぇだろ。一人で抱え込むなってさっき言っただろ」
まっすぐで真剣で、どこか温かいその瞳に見つめられ
逃げ道を失った私は、仕方なくこの一週間なにがあったか話すことにした
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みぅな(プロフ) - ありささん» コメントありがとうございます！親からのプレッシャーというのはたとえ言葉であっても虐待のように重いものですよね…ハッピーエンドになる予定ですのでなにとぞお付き合いください！ (2019年10月30日 22時) (
レス) id: fe986c900c (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - 今日読ませてもらいました、面白いのでこれからも更新頑張ってください！私的には両親からの虐待(？)もなくなるハッピーエンドがいいです！ (2019年10月30日 22時) (レス) id: 2c7a607a36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めいじ | 作成日時：2019年10月26日 0時
