＃１９ 最終日２ ページ20
「あと３枚…」
手が泡まみれになってきた頃
私の仕事にもようやく終わりが見えてきた
「A〜スイカあるぞ〜」
声の方向に目を向ける
「黒尾、なんで来たの？」
「なんでって、僕は優しいんです。Aちゃんの様子を見にきました」
「あと三枚で終わるから、行ってていいよ。ありがとね」
黒尾が来てくれたのは内心うれしかった
気を緩めると口が緩んでしまいそうだったので
返事をした後私はすぐに仕事に戻った
黒尾は帰る気配を見せず、私に質問を投げかけた
「合宿どうだったよ？」
「楽しかったよ、雪絵ちゃんとかおりちゃんにも会えたし」
「他に楽しかった時は？」
「校舎に泊まるとき」
「他は？」
「研磨くんに褒められたとき」
「他には？」
「各校三年生でやったトランプ」
「なにそれ、僕、呼ばれてないんですが？」
「黒尾、先生に確認行ってた時にやった」
「あ〜、あんとき先生酔ってたから長かったんだよな、てか先に、やるって言っときなさいよ」
「以後気を付けます」
「嘘だな」
他愛もない会話が続く
会話なんてしない方が仕事ははかどる
けど
黒尾との会話は
楽しい
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みぅな(プロフ) - ありささん» コメントありがとうございます！親からのプレッシャーというのはたとえ言葉であっても虐待のように重いものですよね…ハッピーエンドになる予定ですのでなにとぞお付き合いください！ (2019年10月30日 22時) (
レス) id: fe986c900c (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - 今日読ませてもらいました、面白いのでこれからも更新頑張ってください！私的には両親からの虐待(？)もなくなるハッピーエンドがいいです！ (2019年10月30日 22時) (レス) id: 2c7a607a36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めいじ | 作成日時：2019年10月26日 0時
