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ゆきむらさんが足早に苺の国を去った後、ミサに抱きしめられながら泣き続けた。
私のせいで命を奪われてしまった人たちのことを思うと涙が止まらなかった。あの時、私がてるとくんに攫われなかったら奪われなかった命もたくさんあっただろう。
あ「ミサ、教会って、苺の国にもあるかな。」
ミサ「ええ、ありましたよ。案内しましょうか。一緒に行きましょう。」
あ「うん。ちゃんと心の整理しなきゃね。」
ミサ「A様、国の吸収合併を行うとしたら一定数命が奪われなければいけないのです。A様のせいではないです。」
あ「分かってるけど、そのきっかけになったのは私だから。」
ミサ「A様…。とにかく行きましょうか。教会で心の整理がきっとできるでしょう。」
少し話を聞くと、るぅとさんが教会については受け持っているらしくすぐに教会に連絡をしてくれた。
教会に付くと出迎えてくれたのは神父である優し気なおじいさんとシスターのお姉さんだった。
神父「よくぞおいでくださいました。騎士の国の姫とそのご友人さん。」
ミサ「お世話になります。」
神父「神はいつでも平等に我々に接してくれます。神が心の支えになってくれることでしょう。」
シスター「私が案内させていただきます。こちらです。」
あ「あ、ありがとう、ございます。」
ミサ「綺麗…。」
シスター「我々は慈愛の女神に祈りをささげております。ミサ様が見ておられるのが女神像でございます。」
ミサ「そうなんですね…。」
あ「慈愛の、女神様。」
ギュっと手を握り、目を閉じて、女神像の前に跪いた。
女神様、私のせいで死んでしまった人たちをどうか救ってください。私が生きることを許してください。
必死に祈りというよりは一方的なお願いをしていたその時、私の頬を誰かが撫でた気がした。
『今は亡き国の慈愛の天使と呼ばれたあなたなら、大丈夫よ』
あ「え!?」
シスター「どうか、なさいましたか?」
あ「声が、聞こえた気がして…。」
神父「きっと女神様があなたに声を届けてくれたのでしょう。」
あ「そうですか…。少し、心が軽くなった気がします。」
ミサ「っ!?」
あ「ミサ、も?」
ミサ「ええ…。励ましの言葉をいただきました。」
神父「お二人は神に愛された方なんでしょうね。本当に喜ばしいことです。」
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のんはる(プロフ) - おひつじざ@さん» ありがとうございます〜、こちらの界隈に生息してはいるのでまたネタが舞い降りてきたら書きますw 完全に作者がいなくなることは無いのでご心配なく! (11月6日 21時) (レス) id: 938b37ffce (このIDを非表示/違反報告)
おひつじざ@ - とても泣けるような作品でした続きもぜひ書いてください (11月6日 18時) (レス) @page50 id: 630ede0b1b (このIDを非表示/違反報告)
のんあき(プロフ) - あらくさん» ありがとうございます!! (2021年11月26日 21時) (レス) id: 5ee26f0f5c (このIDを非表示/違反報告)
あらく(プロフ) - 勿論これからも見ますよ〜 (2021年11月24日 21時) (レス) id: 1852ea6443 (このIDを非表示/違反報告)
のんあき(プロフ) - あらくさん» 素敵なお言葉ありがとうございます!模索しながらの更新ではありますが見ていただけると嬉しいです (2021年11月24日 21時) (レス) id: 5ee26f0f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のんあき x他1人 | 作成日時:2021年1月7日 19時