騎士の国のお姫様【Knight A】

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聞いてみれば王女になる=結婚らしい。
…えっと？こんな私と結婚してくれるってこと？どういうこと？


まひと「簡単に言うとね、この国は代々数人の騎士が国を治めてきたわけ。で、結婚相手は一人。まあ一妻多夫制ってわけ。あ、僕らみたいなトップだけだよ？うちの国は一夫多妻でも一妻多夫でも、同性婚でも、なんでもＯＫだからね。」


あ「？」


まひと「わかんないか(笑)まあ、僕たち全員と結婚するってこと。わかった？」


あ「結婚して幸せの絶頂を味わわせて殺す？お父様がぼやいてたような…。」


てると「何物騒なことつぶやいてるの？(笑)そんなわけないでしょ。殺されるって言う思考捨てて良いんだよ。」


あ「す、すみません…。」


てると「ひとりごとなら割とすらすら話せるんだね。対人恐怖症みたいな感じかな？」


あ「？」


てると「これもわかんないか〜。」


しゆん「とりま俺は調査の準備でもしますかね。」


ゆきむら「会議終わりでいっか。しゆん、よろしく。」


しゆん「はいはい。」


ゆきむら「誰かいる？」


メイド「はい、ゆきむら様。お呼びでしょうか。」


ゆきむら「Aちゃんのこと部屋に案内してあげて。Aちゃんも疲れたでしょ。部屋で休んでね。」


ばぁう「ゆきむ〜優しいじゃん(笑)」


ゆきむら「なんか妹出来たみたいなんだよ！！」



メイドさんに連れられて部屋に連れていかれると料理が並んでいた。
メイドさん用？
それに部屋とかきれいすぎて案内するところ間違ってないかな？



あ「ほ、本当にこの部屋ですか？」


メイド「そうでございますよ。お食事もなさってくださいね。」


あ「？」


メイド「こちらに並んでいるものですけど…お嫌いでした？」


あ「これ、ですか？」


メイド「ええ。」


あ「メイドさん用じゃなくてですか？」


メイド「っ…ええ、そうでございます。好きなだけお食べになっていいんですよ。」


メイドさんは泣きそうになりながら、食事の仕方もよくわかってない私に、教えてくれながら食べさせてくれた。
どれもこれも絶品すぎてびっくりした。

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