騎士の国のお姫様【Knight A】

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しゆんside

冷静さを欠きに欠きまくった俺らがとった行動は、交代でAちゃんとミサさんの様子を見ること、向こうの国に代表でAちゃんのご両親を説明のために派遣したこと、そして、あの三人をAちゃんが目覚めるまで殺すことなく痛めつけることだった。


しゆん「ミサさんから聞いたのはこんな感じ。今の所あの三人の処分処刑しか考えられねーけど。」


そうま「そりゃ、俺だって一刻も早く殺したいけどみんなで決めただろ。Aちゃんとミサさんの意見を重視するって。」


ばぁう「二人も思うことがあるかもしれねーし、自分で殺したいって言うかもだし。」


ゆきむら「はぁ…、マジでないわ。本当に嫌い。あいつら。もう見たくもない。」


そうま「ゆきむ〜、落ち着けよ。今はてるまひが拷問してるとこだろ。」


ゆきむら「まあそうだけどさ。」


ばぁう「しゆん、ミサさん調子どう？」


しゆん「まあまあ。起きてすぐにAちゃんの所に行こうと抜け出すくらいには回復してるんじゃね？」


そうま「なんだよそれ(笑)」


しゆん「ばぁうこそ、Aちゃんは？」


ばぁう「昨日と変わらず。呼吸はしてるけど、少しも動かないし、医者が呼吸器つけたほうがいいかもしれないってレベル。回復はしてねーな。」


しゆん「まあ、そうだよな…。あんなひどいこと言われたんだもんな。」


ゆきむら「生きてるだけでいい。それ以上望まねー。」


毎日のように開かれる会議はテンションがどことなく低い。
今日はミサさんが起きたことで少しはましか。いつも地下室に2人ずつ行ってるから、会議は大体4人でやるか途中で合流するか。

…マジでAちゃんいねーと調子狂う。



まひと「ただいま〜。」


てると「ね〜、いい加減サビた剣ないんだけど。全部壊しちゃった。」


そうま「二人とも血くらい拭いて来いよ。」


まひと「どうせこの服捨てるし。あんな奴らの血がついた服とか着れない。」


ばぁう「てるちゃん、剣にこだわるのやめたら？」


てると「剣が一番手加減できるし。別の使ったら多分死んじゃう。」


しゆん「おーこわ。」


ゆきむら「拷問初日に毒をかけて刺しまくったお前が言えたことじゃねーな。」


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私事ですが、KnightAの新作作りました。
よければ、覗いてくれると喜びます。

騎士Aのお姫様【KnightA】
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/wakamtsu074/

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