探偵社壊滅作戦が上手くいかない件について

27話 ページ29

貴「ここです。ここで乱歩さんと別れたんです」





与謝野「探偵社からもそんなに遠くない…」





　「普通だったら、ここで別れても乱歩さんが1人で帰ってこられる距離だね」





貴「やっぱり…誘拐とかじゃないですか…？」





与謝野「でも、探偵社の人間であれば、誘拐するより殺した方が早い」





貴「えっ！？殺す！？」





与謝野(やっぱり…Aの反応がおかしい。まさか、Aが乱歩さんを？)





　(問いただしてみた方がよさそうだね…)





貴(うわぁ、与謝野さんが考えてること丸分かりだぁｗｗｗ)





　(あ、与謝野さんが路地に入ってく。まぁ、上手くノってやるかぁ)





貴「あれ？与謝野さんどこ行くんですか？私たちそんな方行ってませんよ？」





与謝野「まぁいいから、着いてきなって」





貴「？？？」





与謝野「あのさぁ、A、乱歩さんと何かあったのかい？」





貴「えっ？何かって何ですか」





与謝野「さっきから思ってたんだけどねぇ、A一寸変じゃないかい？」





貴「それは…どういう意味ですか？」





与謝野「だから、殺されたとかっていう単語を出す度に過剰に反応してたじゃないか」





貴「えっ…与謝野さん、もしかして、私の事疑ってます？」





与謝野「……そうだよ」





　「妾はAが乱歩さんに何かしたんじゃないかって思ってるんだよ！」





貴「！！！」

28話→←26話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す