またね、の続き<K.N>

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部屋の前で話すのもあれなので、風磨を家にあげる



適当に紅茶を入れてダイニングテーブルに座ってなにか考え事をしている風磨の元へ持っていき

私も椅子に座って、風磨と向き合うような形で紅茶を飲む



｢俺まだ信じらんないんだけど｣



私だって信じられない

確かにこのマンションはいわゆる高級マンションと呼ばれる所で、防犯の設備もしっかりしているから芸能人も多く住んでいるとは思っていたけど


まさか、風磨が1つ上の階に住んでいたなんて



｢お前なんの仕事してんの？｣


｢ネイルサロン経営してる、5店舗｣


｢は、社長！？｣




元々美容学校へ通っていたことくらいしか風磨は知らない

卒業してからサロンで雇われで働いていた私は、25の時に占い師に独立した方がいいとアドバイスを貰い

小さなお店だったけど、念願だった自分のお店を出した

SNSで人気に火がつき、その後は2店舗、3店舗とどんどん店舗を増やし

今では5店舗、30名の社員を雇うまでの社長になった



風磨が驚くのも無理は無いだろう

私自身が1番驚いているから




｢10年も経ったら、私も成長してます｣

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