またね、の続き<K.N>

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風磨と一緒に今流行りのドラマを見たり

バラエティ番組を見て笑ったり



申し訳ないからと夕飯は風磨が作ってくれた

二日酔いにカレーってどうなの？とは思うけど、風磨特製の美味しいカレーを食べたりして



明日は朝が早いみたいだから、日付けが変わる前だけど2人して仲良くベッドに入った




｢色んなとこ連れてってあげられなくてごめんな｣


さっきからずっと黙っていたからもう寝ていたと思っていたけど、起きてたんだ


｢なに急に

全然平気だよ、家でゆっくりするの好きだし｣


｢Aー｣


風磨に背を向ける形で寝ている私の腰に抱きついてくる


｢なに、ほんとにどうしたの｣


笑いながら風磨の方に身体を向ければ、しっかりとした胸元に頭を預ける形になる



｢俺、アウトドアだからさ

本当はもっとAと色んな所行ってみたいの｣



頭上から聴こえる声は、低くって心地よい



｢たとえば？｣


｢んー、まずは無難にドライブっしょ

海沿いとか走っちゃってさ｣


｢海かー、風磨達に出会って以来ずっと行ってないや｣


｢うわー、懐かしっ

中島と海行ったの、あれが最初で最後だったわ｣



"中島"というワードが出て反応してしまう

今、健人の話題が出るのはまずい


できるだけ考えない様にしてたのに、自分で健人に繋がる話題を出してしまった



｢撮影とかではあるけど、プライベートはあれが最後だったなー

樹とかそこら辺のメンツで行くことのが多かったし｣



風磨はあまり気にしていない様子だけど、私はさっきから心臓がバクバクと鳴って止まらない

風磨と密着しているから、聞こえてしまってはまずい


タイミング良く携帯に通知が来たから確認する振りをして風磨から離れる



｢Aがあれ以来行ってないの意外だわ

毎年かんなちゃんと男漁りに出向いてるのかと思ってた｣


｢それ酷くない？元々海とかあんまり行かない人なんだけど｣


｢ふはっ

ごめん、冗談｣



良かった、なんとかバレずに済んでいる




｢ほら、おいで｣


風磨が腕枕をする体勢でポンポンとベッドを叩く


勢いよく飛び込めば、話題は理想のデートプランに戻っていて


｢丸一日オフになったら、今度は日帰り旅行でもしようよ

温泉とか行きてー！｣


そう話す風磨は、とっても楽しそうにしている

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