またね、の続き<K.N>

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prrrrr


着信音で目覚める



隣には風磨がいて、昨日あのまま寝ちゃったんだと理解する


着信はどうやら風磨の携帯からで

"マネージャー"と表示されている


これって仕事とかだよね？

大事な用だろうから、気持ち良さそうに寝てる風磨には申し訳ないけど叩き起こす



｢風磨、起きて！

マネージャーさんから電話来てる｣



マネージャーという言葉に跳ね起きる風磨

ダンスをやっているからなのか、キレの良い反応に少しビックリするけど

すぐに携帯を風磨に渡す



｢あ、もしもしお疲れ様です

はい、はい、あ、了解っす、はーい｣



すぐに電話が終わって、ふうと息を吐く風磨



｢大丈夫だった？｣


｢うん、なんか主演の人が体調不良らしくて撮影延期になったって

焦った、この時間だったら遅刻確定だったし｣



危ねえ、なんて笑ってる風磨の視線の先には13時をさす時計

こんな時間まで寝ちゃってたんだ

最近忙しかったしな、少し疲れてるのかも



｢ごめん、俺メンバーと飲んでたところまでしか記憶無いんだけど

もしかしてAが介抱してくれた？｣


そう言って申し訳なさそうな顔をしてる風磨は健人が送ってくれたことも全く覚えてないようだから、

言った方がいい気もしたけど

私はうん、と答えた



｢まじごめん！ついつい飲みすぎちゃって｣


ベッドの上で勢いよく土下座をする風磨に


｢もー、ドラマの撮影の前日に記憶無くすまで飲むとかほんと良くないよ｣


健人と会った事実を隠すように、私はそう答えた

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