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「風磨、ご飯できたよ」
行為を終えてそのまま寝てしまっていた風磨を起こしに行く
とんでもない体勢で寝ていた割には、すんなりと起き上がってくれてとことこと眠そうに私のあとをついてくる
そんな姿が可愛くて、おとなしく席に着いた風磨の頭を撫でる
「なーに」
心地良さそうに受け入れながら聞いてくるから
「可愛いね」
そうやって言えば、少し嬉しそうにしてる
「いただきます」
2人で手を合わせてご飯を食べて
一緒に食器を洗う
なんてことない日常だけど、
隣に彼がいるだけで特別に感じる
「じゃ、行ってきます」
「行ってらっしゃい」
夕方から仕事に出かける風磨を見送って、私も風磨の家を出る
自由に行き来できるようにと鍵はお互いに渡してある
風磨の仕事柄、信頼されている証拠なのだと嬉しい
部屋に戻って、来週オープンの新店舗のことで色々仕事をして
気付けば時計の針は夜中の1時を回っていた
早くお風呂に入って寝よう、と入浴したものの
皮膚科から処方された塗り薬が見当たらなくて風磨の部屋に忘れてきたことに気づく
わざわざ取りに行くのも面倒くさいけど、せっかく治りかけていた肌荒れがぶり返す方がだるい
それに、もし風磨が帰ってきてたらそのまま一緒に寝よう
そうしよう
心の中で決心して、風磨の部屋へと向かった
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あちゃん(プロフ) - natsuさん» そんなこと言っていただけて嬉しい限りです!ありがとうございます! (2021年1月8日 7時) (レス) id: d0017b4288 (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - ふまけん推しにはたまらないです!!! (2021年1月8日 2時) (レス) id: 4884eda99b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちゃん | 作成日時:2021年1月6日 4時