またね、の続き<K.N>

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｢久しぶり｣


小さな声でそう言う健人に


｢久しぶりだね｣


と返す




てっきり風磨しか居ないと思っていたから、急な出来事にどうしたらいいのか分からなくなって風磨の腕を掴む


｢痛いんだけど｣


私にそう言い放つ風磨にイラッとして

｢聞いてないんだけど｣

と小声で訴える



10年間、ずっと想っていた人との再会なのに

私すっぴんだし、服もダサいし、落ち込む




｢あ、そうだ携帯｣


早く返してと言わんばかりの風磨の態度に怒りが込上げる



｢あんたねえ！

自分が携帯と鍵忘れてったくせに何その態度！

警備員に止められて大変だったんだからね！

松島くんがいなかった入れなかったんだから！｣



風磨の耳を思いっきり掴んで自分の口元まで引っ張る

思ったよりも大きい声が出てしまって、静まり返る部屋



しまったと思って見渡してみれば、ポカンとした表情のSexyZone

健人は、苦しそうな顔で私と風磨を見ている



はあ、最悪



｢ごめんって｣


謝ってくる風磨を無視して、私は部屋を出た

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