またね、の続き<K.N>

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Fuma said







｢そう言えば、Aのこと覚えてる？｣



唐突に出したAの名前に、過剰に反応する中島

あからさまだな、なんて思いながら話を続ける



｢たまたま同じマンションに住んでてさ

昨日偶然会った｣



｢元気にしてた？｣



｢まあ、ぼちぼちってとこ

綺麗になってたよ｣




平然を装いきれてない中島に少し意地悪をしてみれば、案の定戸惑いを隠すために窓の外に目を向けた




｢俺あんま運命とか信じないけど、

ちょうど10年後のクリスマスに再会なんてさすがの俺も運命感じたわ｣




追い打ちをかけるようにそう言えば


｢マネさん、今日ケツ何時ー？｣


マネージャーに話しかけて話逸らしやがった

けど、これで俺の推理は確信に変わった



中島は、絶対にAを意識している


こうなったらお節介でも何でもいい、2人を引き合わせてやる

そう決心した

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